ベネッセは立ち直れるか！？

今日は記事紹介です。
紹介するのは、以下の日経新聞の記事です。

ベネッセ、巨大訴訟の衝撃 　ベネッセの実像（上）
ベネッセ、「２つの顔」の源流 　ベネッセの実像（下）


先に私のスタンスを記しておくと、私はベネッセに立ち直ってほしいと思っています。
少々難しい話ですので、面倒な方はそのままブラウザを閉じてください＾＾

ベネッセといえば、昨年大きな情報漏えい事件を起こしました。
日本の全国民の1/3という数の、日本ではかつてない規模の個人情報の漏洩事故です。

ええ、我が家にも３通ほどお詫びの書状が届きましたよ＾＾
正直気持ちの良いものではありませんね。

まぁ、我が家は頻繁に引越しをしているので、正直なんとでもなるのですが＾＾；；


ご存じない方のために申し上げておきますが、日本では、個人情報保護法という法律が施行されており、
一定以上の個人情報を取り扱いをする事業者には、その管理について責任を負うよう、義務化されてい
ます。

さて、記事についてですが・・・
前半ではベネッセの生い立ち（福武書店・・・なつかしい響きですね）と、
その商売の本質について触れています。

その商売の本質とは・・・
名簿を中心としたDMビジネスです。

ベネッセ、もしくは福武商店といえば・・・
そう、進研ゼミです。

進研ゼミの会員拡大に寄与したのは、DMであり、そのDMを送るための個人情報こそが、ベネッセの
ビジネスの根源であったという主張を記事ではしています。

これはおそらく事実でしょう。

また、Customer向けのビジネスを行う会員ビジネスの通販業のほとんどが、名簿を中心としたビジ
ネスだと思います。

この漏洩事件は、

・自分たちのビジネスの本質を企業が理解せずに、安易に名簿の管理を外注したこと
であるとこの記事では言っています。そして私もそう思います。

名簿を使ったビジネスの良し悪しについては・・・置いておいて、
さて、ここからが私の意見。

・ベネッセという会社は、しまじろう　や　学力テスト　に代表されるように、子供向け企業として
　すでに社会的に重要な地位を確立しています。はっきり言うと、無いと困るものなのです。
　そういった意味で、是非立ち直ってほしいと思っています。

・情報漏えいが発覚してから、今日に至るまでのベネッセの対応は、正直いただけない　としか
　いいようがありません。子供を持つ親にしてみれば、その情報の漏洩に対して怒るのは当然、
　それをyahoo!がやったような、500円の金券で済まそうなんて・・・ね。
　お金の問題じゃないんですよ。何か別の手はなかったのか・・・　と思います。

実は一番言いたいのがこれなんですが・・・
・転職する際、もしくは小銭稼ぎのために、これまでのお客さんの情報を持ち出す方が結構
いらっしゃるようですが・・・。
　DB上に痕跡が残ってて（残りますよ？）、不正競争防止法で訴えられますよ？

個人情報に触れる機会がある方は、是非ご留意ください。