Jirochanのブログ一覧

昨日に続いての自動ブレーキネタです。
どうも、「自動ブレーキ装置があれば、かえって事故が増える。」
いう暴論がまかり通っているようなので・・・。

今回は、よりはっきりと主張することにします。

自動ブレーキ装置があれば、かえって事故が増える。
そんなことはありません。

しっかりした自動ブレーキを搭載した車の安全性は、同じ車種の、自動ブレーキを搭載していない車
よりも安全です。

この記事をご参照ください。

ボルボと、スウェーデン政府の調査では、自動ブレーキを搭載した車の保険請求額は、そうでない車より28％
低いということ。

請求金額が少ないということは、それだけ事故率が低いということです。

しかも、この数字のシステムから今はさらに性能が上がっているので、もっと差が出ているのではないかという
ことです。






「自動ブレーキがついていると、それに頼った運転をしてしまうから、かえって危険」

こんな話も聞きます。

自動ブレーキって、普通に運転していると、介入されることは　ほとんどありません。

なぜなら、衝突する寸前で、急ブレーキをかける機能だからです。

急ブレーキに頼って運転する人なんて、まずいませんよね？

これは、体感フェア等で体験すれば、すぐにわかることです。





「自動ブレーキがついていると、それに頼った運転をしてしまうから、技術が下がる」

急ブレーキがかかる前に、警告音を鳴らしてくれますので、

警告音が鳴らないような運転を心がければ、

より安全な運転ができるようになり、技術も上がるかもしれませんね。

これは根拠がありませんが、同様に技術が下がる根拠もありません。







もちろん、誤作動するようなシステムではだめですし

（暴論がまかり通るようになったのも、未熟なシステムが一因です）、

今のところ、各社により性能はバラバラですから、

情報を収集し、しっかりしたシステムを見極めて選ぶことが、

大事だと思います。




アイサイトについては、

昨日のブログに書いたように、

弄りの方向で、とても制約が厳しいので、

そのあたりもしっかり見極めるべきです。



安全装置がついているからといって、慢心せず、

運転するのは自分であり、機械ではない、

そう、心がけることは重要です。

事故が起こったら、（暴走でない限り）運転手に第一義的な

責任があることは言うまでもありません。







各社の安全装置の性能が上がり、また、消費者が賢く選ぶことにより、

日本の車社会から、事故が減っていくことを、期待します。