
※はじめに…
ここで書く内容はあくまで個人的な感想ですので参考にするしないはご自身でご判断ください。
■価格・基本情報.
発売年月 2010年6月
標準車両本体価格 213.0万円
駆動方式 FF
車両形式 DBA-6RCBZ
トランスミッション 7AT
■寸法・重量・その他
全長×全幅×全高 3995×1685×1475mm
室内長×室内幅×室内高 -×-×-mm
ホイールベース 2470mm
最低地上高 130mm
車両重量 1100kg
乗車定員 5名
ドア数 5枚
標準カラー ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリック、フラッシュレッド、キャンディホワイト、シーブルー、サバンナイエロー
オプションカラー -
■エンジン
種類 直列4気筒SOHC
エンジン形式 CBZ
過給器 ターボ
総排気量 1197cc
使用燃料 ハイオク
燃料タンク容量 45L
■性能
最高出力 105ps(77kw)/5000rpm
最大トルク 17.8kg・m(175N・m)/4100rpm
パワーウェイトレシオ 10kg/ps
燃料消費率(10/15モード走行) 20.0km/L
最小回転半径 4.9m
■動力伝達・走行装置
タイヤ 185/60R15
ブレーキシステム(前) Vディスク式
ブレーキシステム(後) ディスク式
サスペンション(前) ストラット式
サスペンション(後) トレーリングアーム
友人を誘ってVWのpoloの試乗をしに行きました。
本当は友人も試乗したというpoloGTIに乗りたかったのですが、残念ながらGTIの試乗車はもう置いてないということなのでガックリ。
それでもディーラーさんが『せっかくですからTSI コンフォート(スッピン状態のpolo)に試乗してみませんか?』と誘ってくれたので運転してみました。
●運転席
インパネ、センターコンソール、シート、ドアの閉まり具合、全てにおいて一言で言えば…フツーです。
よく言えばシンプル、悪く言えば芸がない…そんなところです。
ただ、内装がチープ、という意見が多いようですが、チープというのとはなんか違うような…?
ごてごて装備だらけのパネルでないと安っぽいの?ホールド性の高いシートでなければ安っぽいの?
小物入れが少ないと安っぽいの?
必要ない装備は極力減らした…そんな印象です。
そこら辺、なんかSX4に似ていると感じました。
●後部座席
poloの後部座席は人を招きたくなる空間とは言えないでしょう。足元も広々とは言えないし、座面も硬い。
とは言え、アウディA1ほどの拷問さではありません。大人なら2人くらいは座れます(3人はさすがにキツそう…)。
エマージェンシー以上通常使用以下、というなんだかよく分からない評価です。
●荷室
全長4m以下のクルマなのでトランクサイズに期待はしてなかったのですが…思いのほかデカイです。
SX4くらいの広さはあると思います。
つまり荷室の広さを稼ぐ分、後部座席は犠牲になった…。
そんな感じです。
●走り味
試乗前…
polo TSIのスペック表見て
『1.2リッター?ターボとは言え105psだよ?GTIの170psと比べるまでも無く、非力だな… ( ´_ゝ`)プスー』
と思っていました…。
ごめんなさいでした!!
走り味、良いです!
1.2リッターですが2.0Lのウチのクレハ号より軽快でしかも加速も早い!
もちろんGTIのような凶悪なパワフル感があるわけではありません。でも街中を走らせる分には不満のないレベルのように感じました。7速DSGのギアチェンジは早いです。いつもが4速ATのもっさり加速なのでシーケンシャルにもしてみましたがシフトタイミングが早すぎて扱いきれませんでした(笑)。
ちなみにTSIコンフォートにはアイドリングストップがついているのですが、やはりアウディA1同様か即時にもたつく…。そしたらこっちの営業さんは横でしっかり見てました。
『呉服さん、通常走行で左足ブレーキ使えるんですね。アイドリングストップからの復帰は足からブレーキを離した瞬間にエンジンが始動するわけですが、呉服さんの場合、ブレーキOFFとアクセルONがほぼ同時なので、エンジンが始動中にアクセルONすることになるのでもたつくんだと思います。それですと…アイドリングストップは却って邪魔な機能でしかないかもですね…』
そんなこと、アウディの営業は一言も言わなかったのに…。
『アイドリングストップからの加速が少しもたつくね』といったら『そーゆーもんです』で終らせやがりましたからね、ヤツらは。
足の硬さもTSIにはちょうどいいです。普段しなやかさ皆無のバリ硬(最近はF22;R24 この硬さでないと落ち着かないwww)のクレハ号に乗っているせいで足回りの硬さ感覚がちょっと麻痺気味ではありますが、試乗したクルマはこれ以上硬くても柔らかくてもダメ…。そんな絶妙具合でした。
ちなみにGTIもTSIと同等のダンパーを使っているそうなので驚きです。完全にダンパーがエンジン、タイヤに負けている…というのがGTIオーナーに共通する意見だそうですが、そりゃそうですね…。
低いギアでもエンブレが弱い、と意見もありましたがエンブレを利かすほどの道は走らなかったのでよくわからないです…。ただ、加速がスムーズな分、下り坂でのシフトダウンもスムーズでないと怖そうですね…。
★1stインプレッションでのpolo TSIの呉服的評価
問題なく車庫に入る大きさであるpolo。先述の通り『105psでは物足りない』という今となっては間違った解釈でしかない概念を持っていたこともあり、候補はGTIのみっだたのですが、『TSIの方が自分には合っている』そんな気がします。
※そーえばSX4との出会いもこんな感じでした。興味なかったけど試乗して間近で触れたらミョーに気に入った…みたいな…。
ただ、購入候補として考えたバイキセノン・アルミ標準装備のTSIハイライン(車両価格242万)なら21万のナビ込みで総額297万…。おしゃれっ気出してクロスポロ(260万)にしようものならバイキセノンとナビOPで317万…。
これを言ったら外車を買う資格なんてないわけですが、Bセグで300万弱というのはさすがに高価いと感じざるを得ません。10万そこそこ足すだけでCセグのボルボV40(269万)が買えちゃいますwww
ただ、このpolo、日本価格213万(ハイラインは約240万)に対し、本国の方でも車両価格は210万(ハイラインは約230万)前後とさほど変わらないんです。つまりお買い得なクルマ…ではなく、外車というプレミアム感なしでそれだけの価値があるということかもしれません。
外車としてではなく、同等クラスの国産車と同じ土俵に乗せてでも300万の価値のあるクルマかどうか…ということはシロートの私には一朝一夕には分からないので返事は○でも×でもなく
保留にしました。
ただアウディA1の時のように候補外にするわけではなく、前向きには考えたいと思います。
(レビューだけ見ると故障が多いみたいなので、それが気になるところではあるのですが…)
最期に…
フォルクスワーゲンの営業さんのセリフを掲載します。
『今の国産メーカーの技術力だけでみればpolo同等のクルマを作る事はさほど難しい事ではないんです。ただ作ってみるとpolo並の価格帯になるんです。
poloがこのサイジングにも関わらずこの価格帯でも売れるのは“外車”だからであって、国産車で1.2リッターで250万もしたら高価すぎて誰も手を出さないでしょう、というか、それが目に見えているからメーカー側も『割が合わない』と作らないんですよ。
あと、国産車は“快適装備”に金を掛けすぎです。
例えば最近の国産車はスマートキーが当たり前ですが、欧州車ではスマートキーを採用している車種の方が少ないんです。理由はカンタン、“不要”だからです。
poloはその辺の装備が実にシンプルなので『装備面が国産車より劣ってる』なんて言われることもありますけど、その分走りの面では国産車以上のパフォーマンスを期待していただけると思いますよ。』
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2013/04/15 00:12:38