
おこんばんわ。
呉服です。
久々にS-CROSSのネタでもしましょうかね…。
S-CROSSの人気がイマイチ伸びない理由…。
それはなんといってもサイド・カーテンエアバッグの不採用と言う点にあると思います。
しかし欧州仕様では標準装備のサイド・カーテンエアバッグを日本仕様ではなんで採用しなかったのか…。
実は日本仕様ならではの理由があったみたいなんです。
日本仕様にあって、欧州仕様には(おそらく)ないもの…それは
【エコカー減税】
FF車が18.2km/L、AWDが17.2km/Lという数値…
なのにエコカー減税の対象となるのは数値の悪いAWDだけ。
コレ、不思議に思いませんでしたか?
詳しいことは私もよくわからないんですが税制改訂したことでエコカー減税の元となる燃費基準値が平成27年度から変わり、
1081kg以上 1196kg未満 … 基準値 18.7km/L
1196kg以上 1311kg未満 … 基準値 17.2km/L
となり、FFの車重1140kgでは基準値には満たず、AWDの車重1210kgであればギリギリ基準値に達したことでAWDだけがエコカー減税の対象になった、というわけです。
それならまだ100kg近く載せられるじゃないかと思われがちですが、言うまでもないですが車重が増えれば確実に燃費は悪くなります。
サイド・カーテンエアバッグの重量は約10kgと言われています。その10kg増で燃費が基準値よりコンマ1でも下回れば対象にはならなかったでしょう。
だったらオプションにすれば?という意見もあるでしょうけど、国産車とは違うので、そう簡単にオプション扱いにはできないでしょう。
そう考えるとサンルーフにリアフォグ、リアスピーカーに至るまで軽量化にこだわった理由というのは理解はできると思いませんか?
納得できるできないは別として。
この点だけ見ると『S-CROSSは経済性ばかり重視したクルマで安全性をないがしろにしたクルマだ』と思われてしまうのも仕方ないですね。
客からの指摘はメチャクチャ多いでしょうけどDは『実はエコカー減税の基準を満たすため』なんて口が裂けても言えませんわな。
ただ、統計として2013年時点で全車種の75%が標準装備、もしくはオプションでサイド・カーテンエアバッグの装備が可能だったそうなのですが、その年の実装率は25%前後。いかにオプション品としてのサイド・カーテンエアバッグに魅力がないかがうかがえます。
よく考えたら“交通安全のお守り”って人からもらうことは多くても、自分で買うことってあまりないですもんね。
もしこの仮説がホントなら、S-CROSSがMCする機会が来ても、燃料基準値の点が改善…もしくはどう考えても達成不可能でエコカー減税を諦めるような値に変わらない限り、サイド・カーテンエアバッグの標準装備化はないと思われます。あとはアイドリンストップ機能を付けるか…。
まぁ…
信じる信じないは貴方次第です…。
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2015/03/22 00:10:12