
昨日17時発表の関東甲信越の20日の天気…。
東京以北は雪予報なのに神奈川だけ雨!?
おいおい、これじゃぁ、クルマで出勤できるかどうか全く分からないぢゃないか。
雨なら当然クルマで行くけど…雪装備が全くないクレハ号…。
積もらなかったとしても雪降ったり凍結したりすればジ・エンドです。
タイヤの溝ほとんど残ってないし、車高低いし…。
明日の朝の天気予報次第ってとこでしょうかね…。
もちろん雪予報が神奈川で出た瞬間にクルマ通勤は諦めますがwww
さて、こんな機会なので…
『夏タイヤでも1cm程度の積雪ならそのまま行けるっしょ!』と考えている方に夏タイヤで1cmの積雪の市街地を走らせて帰宅した私の体験談でもしておきましょうか…。
↓このくらいの積雪量です。
結論から言えば、帰れました。ただし…
生きた心地は全くしなかった!!
まず加速ができません。
平地とか下り坂はまだいいですが、問題は上り坂。反動をつけていかないと登っていきません。しかも急勾配とかでなく、路面のちょっとしたギャップ…これだけでも加速の障害になります。当然勾配のある坂(目で明らかに上り坂と分かるような場所)からのスタートなんかまともにできません。逆に下がってしまって後続車にぶつかるケースもあるかもしれません。
そしてブレーキが利きません。
先ほど『平地とか下りはまだいい』と言いましたが、止まるという点に言及すると下り坂は最悪です。加速が止まらなくなります。ABSがあるとかESPがあるとかという問題ではなく、タイヤは止まっているのにクルマが勝手に滑っていく…そんな感じです。前の車に追突したり、最悪の場合、交差点で止まれずに赤信号で突っ込んで重大事故にだってなりかねません。
『雪道なんだから30km/hも出てない』と言っている方もいますが、
雪道で、しかも夏タイヤで30km/hで走ることがどんなに危険か!正直10km/hだって危ないと感じる瞬間があるくらいです。
さらにハンドルが利きません。
ある大きな交差点で右折する時、唖然としました。急ハンドルはダメなのでゆっくり大きく切ったところ、とんでもない超どアンダーに!
アンダーが出てしまった場合、もはやフロントタイヤのグリップが回復するのを待つしかありませんが、雪道でしかも夏タイヤではグリップ回復の見込みは限りなく0。私のバアイ、ESPが奇跡的にフロントグリップを復帰させてくれたので、ぎりぎりのところで事故にならずに助かりましたが、ホント
運が良かったとしか言いようがありません。
当然ですが、切り角が大きく、素早い舵操作が必要となる左折も大変です。
『ヒャハハハ(^Д^)当たり前のこと書いてるよ、バカぢゃね?』と思う方は多いでしょう。
でも、こんな当たり前のバカなことを理解してないヤツが多いから関東で雪が降るとあっちこっちで事故が起きるのでは?
そして私もそのバカの一人だったわけですが…
ちなみに、交通量が比較的大きな道路を選んで、轍が付いているところを狙って走らせた結果がコレですので、雪の上をまともに走ったら絶対に事故っていたでしょう。
『そんなの、テクニックの問題だ。夏タイヤでも雪道は走れる!』とおっしゃるならそれでも結構。確かに私は12年の運転歴で2回しか雪道を夏タイヤで走ったことがないので雪道走行が下手と言われてもしかたありません。
ただコレだけは言わせてほしい。
雪道を夏タイヤで走る行為は神がかり的なテクニックではなく、神頼み的な迷惑運転でしかない!!
…と、いうわけで、
夏タイヤでわずかでも積雪しているところを走る、というのは全くもってオススメできません!
最後に…
スタッドレス派がコレをいったらイヤミにしか聞こえないでしょうけど、私は『冬でも夏タイヤ』派(というか、年に数回必要なるかどうかのためだけにスタッドレス買う余裕も保管する場所も所有する必要性も正直感じないので…)なので雪予報の日は潔くクルマの運転を諦める、ということをこの無謀な雪道走行を経験して学びました。
だからこそ、同じ『冬でも夏タイヤ』派の方にはわかってほしい!
雪の日の夏タイヤでの走行は危険&迷惑なのでやめましょう!!
Posted at 2012/01/20 01:46:06 | |
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