まずはじめに…
冒頭に書いたとおり、これから書く内容は評論家でもプロドライバーでもないど素人の私個人の感想であり、クルマそのものを評価するものではありません。
異論反論をいただいても、満足していただける論理的な回答はできません。
『ど素人風情が、好き勝手に書いてやがるな(嘲笑)』程度に流していただければ幸いです。
* * * *
スイスポ購入してから半月が経過し、本日走行距離がようやく1000kmに到達しました。
まぁ…『1000km程度の走行距離で何が分かるんだ』と言われてしまうと見も蓋もないんですが、
この辺でもう一度スイフトスポーツというクルマについて私個人の再評価をさせていただきたいと思います。
結論から言えば…
スイフトスポーツというクルマ…
CVTは“外車”です。
『外車って…(笑)大きく出たね』とお思いでしょう…。
私もそう思います(笑)。
ただ、CVT車をスポーツカーとしては考えたくないんです。
“スポーツカー”という定義はかなり曖昧なのですが、wikipediaでは
【運転を楽しむこと(スポーツドライビング)を主な目的とし、高速走行時の操作性を含めた運動性能に重点を置いて設計・製造された自動車】をスポーツカーと表現することが多いと記載されてます。
そういう意味ではスイフトスポーツは紛うことなくスポーツカーです。
スイフトスポーツの運動性能にほれ込んで、スポーツカーとして楽しみたい人は制約がない限りMTを選んでいることでしょう。
言い換えれば、スイフトスポーツというクルマを選んでいながら、MTではなくCVTにした人には、必ず【負の理由】が存在します。
・家族がMTにNGを出した
・長年AT乗ってきたから、MTの操作ができる自信がない
・AT限定免許だから
などなど…。もちろん、私も該当します。
そしてCVTを選んだ人がほぼ共通して持ち合わせている【負の意識】…それは、
【運動性能ではMTには敵わない】
と思っていること。
事実、それはいろんなメーカーが走行データを出して数値的に明確なことであります。
過去の試乗レポートの中では『スイスポのCVTは存在価値なし、CVTに乗るなら一般的なスイフトで十分』とまで言い切る評論家もいました。
まぁ…変に『CVT車もMTモードで楽しめる』みたいな一行でお茶を濁すヤツに比べればマシですがwww
それでも『CVTでもMT同等のスポーツ走行を楽しみたい』と、積極的にチューニングされている方や峠やサーキットに走りに行かれている方も多数いらっしゃいますが、やはり根底にあるのは“MT同等にしたい”という意識ではないでしょうか。
結局、スポーツカーとして考えると、MTが上にいてこそのCVTなんです。
ただ、それはスイフトスポーツをスポーツカーとしてみた場合の話です。
ではスポーツカーとして見ないスイフトスポーツとは何か?
一般的なスイフトから見ればスポーツカーでないスイフトスポーツは
・排気量大きいから税金高い
・ムダにパワーあるから燃費悪い
・それでいてハイオクだから燃料費バカ高い
・専用装備だらけで車両価格高い
という、一言で言えば【同サイズの一般的な国産車に比べて、金のかかるクルマ】に当たると思います。
これって…言うなれば一昔前の輸入車のことですよね?
(昨今の輸入車はダウンサイジングして排気量低くて燃費いいので、この考え方は当てはまりません)
よく考えればスイフトスポーツは輸入車の特徴に似ている気がするんです。
・一般的な同サイズの国産車とは異なる存在感
・50万円以上高い車両価格、高い維持費
・ただ、その差を納得させるだけの運動性能や専用装備を持ち合わせている(それは競技的な走行という意味ではなく、例えば街乗りだろうと高速だろうと山道だろうと、どんなバリエーションでも何のストレスもなく走ることができるという意味)
スイフトスポーツのCVT車は確かにスポーツカーとしての運動性能ではMTには敵わないでしょうけど、乗用車としての運動性能は非常に高いと思います。
加速、減速、旋回…どれをとっても同クラスのコンパクトカーを凌駕したレベルです。
金額の差こそあれ、国産車ではなく輸入車を選ぶ考え方と同じだと思うんです。
また、輸入車の大きな特徴の一つとして、
“理詰めでのチューニング、個性を強調する以外の目的でのカスタムはほとんどしない”
というものがあります。理由はカンタン、『する必要がないから』。
スイフトスポーツもスポーツカーとして考えないのであれば、無理にチューニングやカスタムする必要はないと思います。
そのくらいスイフトスポーツはMTもCVTも良く出来たクルマだと思います。
もっとも、メーカーが長い開発期間で出した黄金比を、素人がパーツポン付けで簡単に性能覆るようなクルマならそんなのは始めからスポーツカーと名乗る資格すらないですけどね(笑)。
…とは言え、似ていようがなんだろうがスズキはスズキ。
どう転んでも輸入車にはなりません(笑)。
一般的な国産車の枠から外れた存在、でも輸入車ではない……
だから“外車”です。
変な表現ですけど、そう考えると
『スポーツの名に恥じないチューンして、速く走らなくちゃ!』
みたいな一種の脅迫観念から解放されて、肩の荷が下ろせると思うんです。
【やんちゃなホットハッチ】としての顔を無理にしなくていいんですから。
スポーツカーではなく、“外車”として見るスイフトスポーツ…
特にMT車に負い目を感じているCVT車乗りの方で、この考え方に共感してもらえる人がいると嬉しいんですけどね…。
Posted at 2013/09/10 07:58:47 | |
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