札幌有名店のカレー 【オホーツク流氷カレー】なるものを食べてみました。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、“蒼いカレー”です。
できあがり予想図はこんな感じ。
イメージ画像と比較すると…なるほど…よく再現できています。
まぁ…流氷なんて金輪際来ることがないインドと言う国の住人が北海道の流氷をみてその感動のあまりカレーで作りたくなってしまった、ということなのでしょう。
そうでなければ、このどぎつい色のカレーは…日本人の感覚的にはアウトでしょう…。
そう…
インド人が開発したカレーであって、それを日本人が商品化した、というわけです。
パッケージ内には中にマリンブルーカリーとホワイトカリーの2種類が入っていて
ホワイトカリーの中に入っている鶏肉の塊が氷山、マリンブルーカリーの周りに散らしたようにすればそれが流氷のように見える、というわけですね。
すなわち
作る順番が大切なわけです。
白からかけると青をかけた際に全て蒼くなってしまって流氷のイメージが台無しに…。
したがって、青から作るのが正解。
…
……
ビジュアル、悪っ!!
なんだこれ…??
ご飯の横にぐんじょう色のアクリル樹脂絵具でもぶちまけたような見た目は…。
オホーツクというより…
ヘドロが変色した沼だなwww
そこにホワイトカリーを散らすように…
だめだ!
ご飯の盛り上がりが傾斜になって一気にヘドロ沼に!!
…
……
ヘドロ沼に生活排水が垂れ流された…

そんなビジュアルになってしまいましたwww
もはや流氷の面影は皆無になってしまったのでやけくそになって見た目を楽しむことなく、一気に混ぜ込んでやった。
…
……
はっきり言おう。
まずそうwww
誰がこの汚らしい見た目のカレーを食う気になるんだ?
色だけでもどぎついのに…
分かっている方も多いと思いますが、実は大いなる失敗がもう一点あったんです。
それは、先述の通り、開発したのがインド人と言う点。
インドのカレーはカレーと炭水化物(ナンやライス)が別の皿になり、それをカレーに少しつけながら食べるというスタイルです。
それに対して日本のカレーは米とカレーが1つの皿に同居しているのが一般的。
食べ方が違うんです。
その証拠にこの流氷カレー、レトルトとしては異様なほど量が多く、私がやったように“カレーライス風”につくると皿から溢れそうになります。
正しい作り方は広めのお皿に広く薄くマリンブルーカリーを敷き詰め、その上にホワイトカリーを散らさなくてはこの流氷っぷりは再現できないんです。
しかし!
そんな作り方はパッケージにはどこにも書いていない!!
多分これを通常のレトルトカレー同様に作って、流氷ではなく、家庭排水が垂れ流された沼になってがっかりしたことがある人、私だけではないと思います。
この手のは味以上に見た目を楽しむのが一番の目的なんでしょうから“どう作れば、どう食べれば一番楽しめるか”という説明書きは重要だと思うんですけどね。
(まぁ、それを書いたらカレーを別皿で食べる習慣のない日本人のウケは悪くなるでしょうけど…)
ちなみに味はインドカレー特有のカシューナッツとクリームの強さゆえにかなり甘々でした…。
次は…ボンカレーでいいです…。
Posted at 2014/08/29 08:58:31 | |
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