電源が突然ダウン!!!エンジンストップ!!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
約3週間前、出かけようと駐車場で暖気し、部屋に荷物を取りに行き、再び車に戻るとエンジンがストップしていました。
キーを回すも、なんの反応もなし。すべての電源が落ちてしまいました・・・
またまたラッキーなことに、出先ではなく出かける直前。
仕事だったので、相手先に遅れる旨連絡し、原因を探りました。
すぐに部屋に戻り、整備書の回路図を見ます。
回路図を見ると、キースイッチまではバッテリーからヒュージブルリンクを経由しているだけです。テスターで確認すると、メインキースイッチに12Vが来ていません。
2
断線箇所を探している時間はなかったので、とりあえずバッテリーから直接電源を引き、キースイッチのカプラの端子を差し替えて対応しました。
メインキースイッチのカプラの白いケーブルの端子を抜き取り、代わりに、バッテリーから引き込んだケーブルにて、ダイレクトに12Vを接続しました。バッテリーに接続した青いケーブルがそれです。ヒューズが入っていないのであくまでも応急処置です。
1時間遅れで仕事に出かけました。
※応急処置をするなら、キースイッチのカプラの白ケーブルに+12Vを接続します。
3
ちなみに、ヒュージブルリンク(F/L)は断線していません(=導通アリ)でした。
サニトラは、メインの電源に、現代の車のような、いわゆるヒューズは使っていません。代わりに、ヒュージブルリンクを使っています。何か問題があれば、ヒュージブルリンクが(安全に)溶断するようになっています。
該当部品はバッテリーのすぐ横にあり、プラス端子に接続されていて、導通のチェックも容易です。
4
しばらくは、2.の応急処置でなんとかなっていたのですが、エンジンは始動するも、今度は、ランプ、ホーン、ウインカーなどが作動しなくなりました。
(注:あとでわかったのですが、カプラ部の接触不良が一時的に回復していたようです。2.の応急処置では、メインキースイッチのカプラから白のケーブルを外してしまいましたので、この方法ではエンジンはかかっても、ランプ類は作動しないはずです。6.の分岐部分に何か問題があればヤバイですが、応急処置をするなら、白を外さず、12Vを接続してやるほうが手っ取り早いです)
5
これも応急処置で対応。ヒューズボックスを見ると「バッテリー」と書いてあるグループの電源がすべてダメ。やむを得ず、直で引き込んだ12Vを、ヒューズボックスの白いケーブルにも接続。
画像はヒューズボックスの裏側です。太い白色のケーブルに12Vを接続します。
6
年末から休みなしでしたが、やっと休みが取れたので、本日原因をさぐることに。
最初に確認したのはメインスイッチとヒューズボックスへの分岐です。
ハーネスを束ねているテープを丁寧にはがし、接続を確認。
スプライスのカシメにも、芯線の断線もなく、問題なし。
画像は、カプラを経由し、1本はキースイッチに、1本はヒューズボックスに配線されています。
7
あとは、エンジンルームと室内をつなぐカプラをチェック。
なんと焦げ付いていました。
(電流に対して、カプラの端子が細すぎると思います)
おそらく接触不良が発生し、大電流が流れる部分なので、アークが発生し、高温になってカプラが焼け焦げたのだと思います。
4.でも書いたとおり、接触不良は回復することもありますが、再びアークが発生すれば火災の原因になることもありますから要注意です。
8
原因がわかったのであとは楽勝。
焼け焦げたカプラから該当するケーブル(オスメスとも白)をカットし、
ギボシをつけて接続。
完了です。
まとめ
【チェックポイント】
バッテリープラスターミナル⇒ヒュージブルリンク⇒10ピンカプラ⇒分岐⇒メインキースイッチとヒューズボックス
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