さて、
先日は4連スロットル用マニホールドの紹介をさせて頂きましたが、4連スロットル化というのは、大改造です。マフラー交換やエアクリーナ交換のように簡単に交換したら速くなるというものではありません。
そのことを念頭において置くようにしてください。
※ここで書くことは特にロードスターに特化したことではなく、エアフロレスに関する一般的な車のお話です。
4連スロットル化の落とし穴として、ロードスターは吸気のセンサーにエアフロを使っているということです。エアフロとは吸気センサーの一つであり、エンジンが吸い込んだ空気の量を測定しています。
近年の車は、インジェクションシステムという電子制御燃料噴射装置というものでエンジンに燃料を噴射しています。噴射される燃料は、多すぎても、少なすぎても燃えません。その為に各センサーからの信号を元にコンピュータが最適な燃料噴射量を決定しているのです。
吸気管圧力センサー(Dジェトロ)とエアフロ(Lジェトロ)とは、センサーの違いによる方式の違いです。
詳細は省きますが、Dジェトロの場合は吸気管内の圧力で、Lジェトロは吸気管内を通過した空気の量で吸気量を測定しています。
センサーの取り付け位置は、Dジェトロはスロットル後、Lジェトロはスロットル前です。
その為、スロットル前の吸気管が外れると、Lジェトロは吸気量が測定できず、エンジンが止まります。
Dジェトロは問題ありません。スロットルむき出しでも走ります。
一般的にDジェトロ方式のエンジンはレスポンスに優れ、エアフロ方式はきめ細かく吸気測定ができると言われています。
個人的には吸気抵抗の無いDジェトロ方式の車が好きです。
AE86はアイドリングからレッドゾーンまで、0.98秒!とカタログで謳っていましたが、確かにあの吹けあがりは現代の車でもエアフロ方式では真似が難しそうです。
で、、、、話を戻します。
エアフロを使用している車両を4連スロットルにするには、インダクションボックスを作って経路を一本化して、エアフロを付ける。
えー、それじゃあ、ファンネル4つのあのかっこいい4連スロットルにはならないジャン。。
そうです。そのとおり。BOXを付けると吸気音もしょぼいです。
じゃあ、エアフロを外して、Dジェトロにしましょう。
ということです。
その前準備として、、、バキュームセンサーを流用して取り付けます。
画像は3S-FE用のバキュームセンサーです。

カルディナなどに使用されています。 ほかにAE111、スターレットEP系を使用しても良いでしょう。
なぜトヨタ用かって?? 過去にAE86で流用したことがあってよく知っているからですw
<ここからセンサー配線の作り方>

配線を用意します。

確実に半田付けしましょう。
ピンアサインは左から、5V、バキューム信号、アースです。

コネクタ部を防水処理します。

私はホットボンドをいつも使用します。

防水処理が完成しました。

ギボシ端子を付けて置くと後の配線処理が楽です。

で、完成。
後はバキュームラインに割り込ませて配線処理すれば完成です。
ではまた。
Posted at 2011/11/08 19:47:20 | |
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