さすがに呆れた･･･。

車検を控えてぴりぴりしているcitroです（笑）

さて、今日波乗りをしていて偶然ヒットしたこのサイトに関して。

クルマに関して、それぞれ趣味・趣向があるのは一向に構わないというか、そもそも誰かが構うとか構わないとか、そういったことではないと思います。

ただし、クルマは安全性にかかわるものですし、最低限のルールがあるのはそのためです。

免許を取る前からクルマの整備を手伝ったり、免許を取ってユーザー車検が始まってから数十回ユーザー車検を受け続けている私は、いつも検査前にはぴりぴり。でも結果は「え！それで終わり？？あれとかこれとかはいいの？？？」というのが普通です。それは、車検に合格すれば、安全に運行できるという妄想があるからです。ユーザー車検を受けることはその妄想をチェックするのに役立つ可能性があると思います。

当然ですが、車検にすら受からないクルマは一切の安全性は保障されておらず、直ちに重大な事故につながる可能性すらあるのです。

私の場合、クルマのチェックは当然常にしているが万が一何か取りこぼしていては困るので、最低限の安全確認をおねがい。というスタンス。なので、基本的に整備箇所は限られています。必要時にやり終わっているからです。今回のマフラーの修理も漏れがはっきりわかったのならその時点で修理しています。車検をネタにやったという感じです。

わたしが、車検で再検になったのは、ライセンス球が片方切れていたときが一度、光軸がすこし下にずれていたことが一度。この2回のみ。ま、偉そうに言って3日後にとんでもない理由で不合格にならない保障はありませんが（笑）

上記の動画に戻りますが、2:17のテロップにはっきりと「車検を通すことも可能な安心設計」！！！この結構有名な会社、組織的違法行為幇助でチェック対象にならないのは何故でしょうね。

ローダウンはファッションなのかも知れませんが、クサラに乗っている時「ここまで下げなくても・・・」と実用性に問題が出る時に思ったり、「下げてるでしょう？」「いやノーマルです」と問答が始まるというお約束シーンに少しだけ閉口している私としては、ちょっと了解の範囲を超えています。

わたしが、了解できるかどうかは趣味・趣向の問題でどうでもいいことなのですが、車検すら通らない状態で運行することを前提にしているパーツを堂々と販売するというのはどういう神経なのでしょうか？大幅な車高の変更はそもそものクルマの設計範囲を超えているのは調べるまでもなく、そのクルマで事故を起こした時には例え任意保険に加入していても当然保険は支払われません。

違法改造車は、公道・人が入る可能性のある場所での運行は一切しないで下さい。メーカーとして違法改造パーツを開発販売している会社、はっきりと公道での走行は出来ませんと購入者に説明して下さい。動画にあるように堂々とやるというのはなに？しかも会社の公式動画のようです。

違法改造と書くと、法律違反が問題のように聞こえますが、そうではなく車検すら通らないような車は直ちに重大な事故を起こす可能性が高いので一切公道を走行しないで下さいということです。本来、電球一つ切れても止まらなければいけないんですよ！

ま、クルマは安全に運行しなければなりません。理解していない人が多いですが、それは運転者の責任です。会社が悪いというのは通用しませんので、その点も判った上で楽しみましょう。