
遅ればせながらアップします。
先日北海度にも上陸した限定車RCZ Rの試乗プチオフに行ってきました。
petite souriさん、なかうたさん、citroの三名です。
トリコ!と思って改めて見ると。。。左右逆やし(苦)そもそも言い出しっぺが自分で集まるクルマの色がわかっているなら、スペースを空けておくくらい考えろや!と一人ノリつっこみ。
冗談はこれくらいにして、試乗の感想ですが、先になかうたさんがアップして下さった内容とほとんど同じですので、そちらをお読み下さい。
なかうたさんのブログ「RCZ R」
と言う訳にもいかないので、私なりに思ったことを。
まず、普通のRCZ。試乗車があると思っていたのですが、売約済みになったそうで6AT RHDのみなら用意可能とのこと。私が相当ガッカリした顔をしていたらしく(苦)在庫車の中から一台わざわざ用意して下さいました。
準備して頂くうちに先にお二人とも到着され、隠れて乗るのに失敗(笑)
2台とも準備ができたあと3人で相談をして、なかうたさんがRCZ R、もう一台私が運転するRCZ LHD 6MTにはpetite souriさんが恐怖の同乗!
運転した感想は先に試乗した208GTiと比べて腰高感がすくなく乗りやすくかなり好感が持てました。贅沢なセカンドカーとして、或いはちょっとだけ(笑)ムリをして普段使いも十分有りです。
このボディー形状なので取り回しは・・・と心配していましたが全く問題なし。驚くほど扱いやすい。最近何台かプジョー車に乗ってみて、この扱いやすさはトヨタ車に通じるのではと考えています。
また最近の右ハンドルは違和感が少ない気がしていましたが、やっぱり左ハンドルに乗ってしまうと・・・段違い。車内の操作系統、ペダル配置、ダイレクトでリニアなブレーキタッチ。比べてはいけません。左側通行の日本では実用的にはやはり右ハンドルが有利に違いありませんが、純粋にドライビングを楽しむには左がいいと改めて実感。運転すること自体が目的となるRCZだからこそこういった感想になるのだと思います。
左ハンドルと関係ありませんが、丸いシフトノブがとても操作しやすい!208GTiのノブはデザインはいいのだけど・・・と思っていたので細部まで拘ったのね。と。
例のエンジン音を車内に伝える演出サウンドシステムは208では自然に感じましたが、何故かこのRCZでは白々しく不自然に聞こえましたが何故なのかはっきりわかりません。車体の構造が違うから?
さて、無事お店に戻って来てクルマの入れ替え。今度はセールスさんに気遣って下さりpetite souriさんが2+2の後部座席に・・・自分はのうのうと再び運転席。petite souriさん、セールスさんごめんなさい。
センターコンソールには誇らしげなエンブレム。"PEUGEOT SPORT"。ホンマかいな(疑)
あれ、パワーシートじゃないってそりゃそうかと勝手に納得したり、レザー・アルカンタラのシートはホールド感も最高!あれ3点ベルト?(笑)
クラッチは少しだけ重く剛性が高くなった感じです。ステアリングもしっとりした感触です。ただ、シフトノブは208と同じものよりRCZの方がころころ操作しやすいですね。ただ、滑ることを考えると少し大きめの方がいいので、判断保留。
初めての交差点でブレーキを踏むと・・・じわっと踏むほど強く効いてくる感じ。そりゃ250km/hオーバーのクルマですから、当然と言えばそれまでですが、私はこちらが好みです。
さて、いよいよ(笑)速ッ!それりゃそうですね。0-100km/h 6秒を切る加速ですから。ただ、昔乗ったインプレッサGC8 STi verVと比較すると(え?比べるな?)しっとり落ち着いていて、離陸するの?というようなスパルタンな印象は全くありません。ウチのXsaraより遙かにマイルドでタイム計測するとあれ?という感覚。208GTiも基本的におなじなのですが、車重が重いような安定感があります。足廻りは硬いという感じはあまりなく、しなやかにストロークして地面に張りつく感じ。ひょっとしてネコ脚ってこういう感じ?
ストレートの加速は公道を走行する限り使い切れる訳がありませんので、ちょっとわかれば良し。
エンジンに関して思ったことは、普通に乗る分には当たり前ながらオーバースペックですが、期待していたことには見事答えてくれました。それは、フラットトルクエンジンをMTで乗るときのつまらなさを解消すること。
どうも感覚が今どきのエンジンに対応していないため、パワーと一緒にトルクも出てくるエンジンの方が力強いと思ってしまいます。それが、なかなかいいバランスに仕上がっていてトルクの落ち込みを感じる前にレブリミット付近まで回っているようです。
最大トルクが他のエンジンより若干高い1900rpmからだと予め知っていましたが、特性曲線は見ていないので、良く分かりません。いずれにせよとても気持ちよく回ってくれます。
それよりもステアリングに伝わってくる情報量の多さが桁違いです。ロードバイク乗りの(だった?)私はタイヤで砂粒を踏む感触がわかりますが、当然ながらクルマでは普通感じません。それがこのクルマでは4本のタイヤから手に取るように情報が伝わってきます。自分の手足で触っているようです。同時に4輪でしっかりグリップしている様子はFFだということを忘れさせます。だからといってFRに似ているとか、4WDのようだというのとも全く違います。何とも言えず気持ちのいい感覚です。
気持ちがいいと言えば、サウンドシステムがこちらでは自然でした。
もう一つ気になっていたことはLSD!これはずっと気になっていました。これは、たった165psのクサラでもタイトコーナーの立ち上がりでイン側のタイヤからスモークが上がった瞬間にダメだとおもったことしばしば(あんたのアクセルワークの問題だよ!というまっとうな指摘はしないでね)。200psクラスのプジョー・シトロエンでは装備されていない(はず?)。このことはホットモデルと検討する上で致命的で、スポーツモデルを考えるならルノー、ということになっていました。それが、限定車とはいえプジョー・シトロエンに改造しなくてもいいスポーツモデルが登場したのは嬉しいことです。
試乗では流石に確認できませんでしたが、ちょっと「あれっ」とおもう食いつきの良さを何度か感じましたので楽しみです。
結構楽しんでお店に戻って来たのですが、後部座席のpetite souriさんがアタマをリアガラスに数回強打!!ごめんなさい。。。たんこぶ治りましたか?
戻ってきてから先ずチェックするのは再びここ(笑)ラゲッジスペース。オープンモデルではないので使えるスペースが十分あります。DS3カブリオを比べても。趣味性に強いクルマをどうにかして実用にしたいという感覚が抜けず。物理的に入ったとしてもネギのはみ出した買い物カゴをRCZ Rのトランクに入れちゃダメかな(笑)
トランクの次にエンジン(笑)エンジンルームは思いの外スペースがあります。クーリングにも問題ないでしょう。メガーヌRSのように2Lターボにした方が安全マージンも取れるのでは、と乗っている時にセールスさんと話していたのですが、メリットデメリットそれぞれでしょう。ただ、もし中古で買ったらオーバーホールしてから乗りたいです。部品が揃えばいいのですが、専用パーツが多いのも心配。(まだ心配しなくても・・・笑)
一通り確認し終わってから外観を眺める。適度にローダウンされていてフロントのキャンバーがなかなかヤル気を感じさせる。プジョースポールなんて名前だけだろうと思っていましたが、なかなかどうして!メーカーの手が入っているチューニングはいいですね。ファインチューンがどういうものかを確認できました。DS3 Racingにも頑張ってもらいたいですね。
それにしても270PSのFFなんてじゃじゃ馬で乗りにくいしパワーも使い切れないだろうという予測は見事に外れました。素晴らしいですね。
今回の試乗、とっても勉強になりました。
RCZ、RCZ R、またデビュー時に乗った208GTiそれぞれなので、それを選んでもいいと思いました。208GTiに乗るなら足廻りやっちゃいそうだな(笑)なんておもったり楽しい妄想が広がります。
いろいろ思うところがあってシトロエン→プジョー→ルノーと本来の順序(謎)とは逆に進んでしまうのではちょっとだけ心配になったりして(苦)
試乗会を開催して下さいましたショップのみなさん、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。そして、お集まり頂きました、petite souriさん、なかうたさん、これに懲りずまたよろしくお願いします!
補足:PCJ唯一の左ハンドルモデル。RCZ Rにも英国右仕様があるにも関わらず輸入を決めたのは素晴らしい!と思います。右はATとの設定もなかなか。この調子でディーゼルも是非是非!