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まだ今日は終わっていないので？ですが、札幌は今シーズン初の真冬日だそうです。

今週は火曜日にまとまって雪が降ったため、火曜日の夜から水曜日にかけて道路はツルツル。

特に水曜日の朝は、気温が1℃前後ともっともμの小さい路面温度。ZXには付いていませんがクサラだったら外気温計が雪マーク点滅になる温度です。そういえばしばらくクサラを使っていないけれど、あれは結構役立つんですよね。もちろん走っている時にどれくらい滑るのかは分かるんですが、あれ？ん？という時があってそんなときに外気温計をみると「あ、やっぱり」と納得することが多いんです。確認するとわずかながら早めの操作を心掛けしっかりマージンを取って走ることができて重宝します。上手く使うと「あれ、予想より・・・」ということもほとんどなくなるんです。

が、今はなーんにも表示されないZX。カンで全てまかなうので意外と判断することが多いんですよね。ま、たのしいんですが。（やせ我慢じゃありません！）

で、水曜日の朝は、


通勤時間帯で皆さんお急ぎですが、ぶつかったりすると確実に遅刻するため流石に無茶する人はあまりいません。

元路面電車が通っていた結構通行量の多いこの道路。路肩が低い。40年以上前に地下鉄になり線路は撤去されたのですが、道路の地盤はそのまま。当時はまさか札幌が人口200万人の大都市になるとは予測できていなかったんでしょうね。世界的にもこの規模の街でこれだけ大雪のところはないようです。

こんな道でレコードラインを走行するのは危険です。タイヤの跡は氷だからです。なので、タイヤの幅分くらい雪が残っているところに片輪を引っかけます。いざというときのために。ま、そうするとブレーキをかけるとグリップしているタイヤが引っかかり反対側はそのまま進むので、適当にカウンターを当てなければいけませんが、カウンターを当てる程度のことが出来ない人はほとんどいないので、それほど事故は多くありません。

でも去年一度シュペールで完全に横を向きました。前輪がグリップしてくれたので、減速して前輪加重が増えたところで、後輪が抜重。勾配に従って後ろが路肩の方へ向かい、前はそのまま中央線。遊園地のコーヒーカップみたいにゆーっくり廻りますので、カウンターを当てるのは余裕ですが、何をしてもだめ。「いったな」と思った瞬間にハザードをあげて「無理デース」と意思表示。みんな同じ状況なので、夏の間あんなに自分勝手に走っている北海道のドライバーもちゃんと動いてくれます。ありがたい。（夏もそうだともっとありがたい！）

イニシャルDなどで「荷重移動が云々」と良く出てきますが、その通り。意識しながら走ると日常の走行でも十分いろいろマスターできます。おかげで冬だとFFでブレーキングドリフトできますよ〜（笑）

どかんと降ると道幅は半分。ちょっと気温が上がると勾配付きスケートリンク。除雪やすべ止めの砂・融雪剤撒きは追いつかず・・・。というのがこれからしっかり3ヶ月強毎日続きます。

今は、まだ根雪にはなっていないので、気温が上がると一旦解けて日陰には氷だけが残り、通行量の多い道は乾いたかと思えば、また降ってツルツルに。これの繰り返し。根雪になると圧雪になりグッとグリップが良くなります。

一番イヤなのは0℃から2℃の氷の上に水が浮いた状態。濡れたスケートリンクほど滑る状況は存在しません。
実際にスピードスケートを本物のリンクでやっていた経験がある私は、濡れた氷が良く滑るのは誰でも知っていると勝手に思っていたのですが、十数年前に新製品のスタッドレスタイヤの宣伝文句に「氷の上の水で滑る」とコメントが。は？と思いましたが、以外と知らない人が多いのかも。そういえば札幌のヒトってほとんどスケートしないし。（関係ないかな？）
信号は二つ先が黄色に変わりそうになったら減速。それで間に合うかな？という感じです。あ、私のタイヤが劣化しているからではありません。実感がない方にとって以外かもしれませんが、−7℃くらいからタイヤが氷に吸い付くようになり、−12℃以下になるとかなりグリップが良くなります。スパイクでなくてもしっかり止まります。アスファルトと同じというわけにはいきませんが。

私が免許を取得した1991年の冬からスパイクタイヤが全面禁止になりましたので、私はスパイクタイヤで走ったことがありません。でも昔は夏も冬も同じスピードで同じタイミングでブレーキをかけていました。想像が付かない私。

自転車の方は、新調したスパイクが結構良い感じですので、大丈夫。

知らないヒトは「冬に自転車は危険だし迷惑」と仰います。確かによく見かける80歳くらいのおじいさんが凍った道をふらふら走っているようなのは危険です。みつけたら最徐行するだけです。

スパイク付きのスポーツ車の場合確実に歩くよりも安全です。
どんなに気をつけて歩いても1シーズンに一度くらいは転びそうになったりしますが、自転車ではよほど無茶をしない限りそんなことはありません。
それに、横断歩行の上とかをスパイクで走行するとその跡路面がざらざらになって歩行者が歩きやすくなることなどについてコメントする人は見たことがありません。
ただし、あのタイヤで歩行者に接触すると絶対に怪我をさせてしまいますので、歩行者がいれば止まり、後ろから速いクルマが近づいていれば路肩によって止まりの繰り返し。おかげでスタートストップを数え切れないほどすることになり、運動量が増える。これは身体に良いのですが、自転車はぼろぼろです。ブレーキ、トランスミッション周りは一気に消耗します。耐久テスト。それに車体には融雪剤の洗礼が。アルミの車体初の冬。どうなるのか！良く洗いながら使う予定です。

ともあれ、今シーズンも事故なく無事に乗り切りたいものです。