先ほど自宅へ戻ってまいりました。余韻に浸りつつ、後半戦をアップします。(^^;
8/7(水)
昨夜の宿は岩見沢に取りました。札幌市内の宿が軒並み高級ホテルしか空いておらず、寝るだけ
で1泊2万近くはさすがに出せないので、40km程離れた岩見沢市内に宿を取ったのです。
(岩見沢だとビジホで1泊5千円前後が相場。この時期の札幌は1万前後。)
なお、今回はベビーシート(2個)を取り外さないまま来たので、車中泊は出来ません。(笑)
さて、岩見沢の宿を7:00頃チェックアウトし、後半戦のメインイベントである雨竜沼湿原を目指しま
す。雨竜沼湿原は2007年以来、6年ぶり。
その時の素晴らしさは今でも十分に記憶に残っています。
天気はやや曇りがち。湿原は標高800m以上の場所にあるので、この天気だとどうだか。。。
(この予感が後ほど的中なのだが。。。)
雨竜町市街から湿原への登山口であるゲートパークまでは林道を20kmほど進みます。結構遠い
です。未舗装部分と舗装部分が交互に続きます。
未舗装ダート走ると一気に車が汚くなるんだよね。やだなぁ。。。
ゲートパークには9:00頃に到着。曇っていますが、雲を抜けることを期待しつつ登山開始です。
管理人さんに入山料500円を支払います。
至る所に「熊出没注意」の看板がありますが、登山者は結構いるので大丈夫かな。
登山口から湿原入口までは約3km。標高差は約300mです。
渓流沿いに進みますが、途中、下記のような橋が2か所あります。怖い。。。(^^;
滝もあります。
やっと中間地点。。。
先日のニセコアンヌプリ登山はは距離2.5kmでしたが、標高差が500mほどありました。
なので、こちらのほうが楽です。
山間に霧が立ち込めてます。湿原もガスってるかな。。。
湿原が近づくにつれ、徐々に霧が晴れてきました。少しやる気が。。。
湿原が見えてきました。山の上が突然一気に開けるんですよね。
曇ってますがガスってません。やった。(^^)
しかし、、、湿原テラスに到着した途端、なんと突然の豪雨が。。これは参りました。。。
速攻でリュックから雨具を取り出し着込みます。ほんと、山の天気は本当に一瞬で変わります。
登山者は結構いましたが、雨具を持ってきていない方もちらほら。。。
ここは山小屋など雨宿りする場所が一切ないので、ずぶ濡れで悲惨でした。
ここは標高がそれほど高くないのが救いですが、標高が高いと気温が低く低体温症になったりしま
すからね。こんな天気だと余計に雨具持ってきてないとかありえん。。。
ところどころ晴れ間も出てるんですがねぇ。。。変な天気。
木道に沿って歩きます。雨が降ってはいますが、ガスってはいないので良く見えます。
そして、湿原を周回する木道の分岐点を過ぎたあたりで空が「ごごごっ!!」と。最悪の雷です。
このような場所での雷は超危険です。逃げ場が一切無いですからね。
よって、ここからさらに奥にある湿原展望台には行かず、来た道を戻ります。
2007年の訪問時に撮影した湿原展望台からの様子をアップします。
天気が良いとこんな感じです。
花はもう終わりかな。7月がベストかと思います。
そして、来た道を戻り、12:30頃に登山口であるゲートパーク駐車場に到着したのです。
なお、下山中、これから上がっていく人も結構いました。
天候は回復傾向だったので、今日は午後出のほうが良かったかも。でも雷怖いし。。。(^^;
下山後、着替えて装備品をチェックしていたら、最悪の事態が。。。
なんと、デジイチのNEX-7の液晶が映らない。。。湿原での急な豪雨の影響か。
よりによって安いコンデジでなく高価なデジイチが。。。
ただし、撮影は出来るようなので、旅が終わってから修理に出すことにします。(;_;)
とは言っても雨竜沼湿原は数多い北海道のおすすめスポットの中でもかなりイチオシな場所です。
天気が良いとほんと最高です。アクセスが悪いため、一般向けの旅行ガイドには全く乗ってないの
もいいところ。苦労して来る価値は絶対にある場所です。
汗と雨でびっしょりなので、登山口でもらった割引券が使える雨竜町いきいき館でひとっ風呂浴び
ます。ただしここ、温泉じゃないみたい。だったら隣町の北竜温泉行けばよかったなと少し後悔。。。
その後は宿を取ってある糠平温泉まで移動です。途中、旧神居古潭駅に寄ってみます。
木製の橋を渡ったところに駅舎があります。
SLが保存されています。96、C57、D51の三重連です。
すごい迫力ですね。長すぎて1枚の写真になかなか収まりません。
旧線のトンネル跡です。廃線跡は今はサイクリングコースになっています。
駅名表示。もう列車が来ることは2度とありません。
それにしても暑い。。。この日の旭川地方の最高気温は33℃でした。
その後は国道39号(大雪国道)で層雲峡へ。
それにしても、観光地近くになると「わ」軍団が一気に増殖しますね。最近は「れ」も多いですね。
雨竜沼湿原の駐車場で埼玉から来ていたおじさんと少し話しましたが、最近、北海道ではアジア系
の外国人がレンタカーを借りることも多く事故も多いそうです。
彼らは日本の交通ルール知りませんから。。。危険ですね。
なお、層雲峡あたりでまたまた豪雨。ほんと変な天気。
三国トンネルを超えたら天気は回復。大雪の山々は良いですね。広大です。
国道273号三国峠もお気に入りのドライブコースです。
北海道の峠道はほんとダイナミックで走りやすいです。交通量も本州と全然違うし。
まぁ、調子に乗って飛ばすと白黒パンダさんのお世話になります。(笑)
十勝三股からは旧国鉄士幌線の廃線跡に沿って進みます。まずはタウシュベツ川橋梁ですね。
アクセス林道が通行止めになって以来、展望台からの見学になります。(徒歩で向かう人もいる
ようですが。)私は通行止めになる前に何度か行ったのでもういいかな。
これは第5沢橋梁だったかな。
そして、17:30頃、今宵の宿がある糠平温泉に到着したのです。
宿は前々日に取りました。全8室の小規模な温泉旅館です。
夕食は囲炉裏で。お肉は鹿肉と十勝牛です。
都会の喧騒を忘れ、一人ゆったりと夕食を楽しむ。最高の贅沢だな~~(^^)
この宿には洞窟風呂というユニークな温泉があります。
一人だとやや怖いですが。。。(^^; でも最高の湯でした。
8/8(木)
道内滞在最終日です。楽しい時間はあっという間、早い。。。しかも今回はいつもより1~2泊短い
ですからね~。7:00過ぎに朝食をいただきます。
ご飯が釜戸炊きで美味しかったですが、重い昼食の予定なのでお替わり1回で控えます。(笑)
8:00に宿をチェックアウトし、帯広をめざします。
途中、士幌線の廃線跡を見ながら進みます。第三音更川橋梁です。
昼食を予定しているお目当てのお店は11:00からなので結構時間があります。
糠平から帯広までは60km程なので1時間で着きます。
よって、途中、時間をつぶしながら移動します。まずはナイタイ高原です。
結局はいつも来る十勝牧場。駒場の白樺並木です。
十勝牧場展望台。去年に引き続きお馬さん。
ぬぬっ!!
まだ時間があるので帯廣神社に行ってみます。
馬の形をした絵馬です。銀の匙にもでてきたやつ。記念に買っていきます。
そして、お目当てのお店、「豚丼のとん田」にやってきました。
開店の30分前に到着しましたが、2番手でした。(笑)
そして、見る見るうちに行列ができていき、開店の11:00には20人ほどに。
平日のお昼前なのに。。。ほとんど観光客。恐るべし、とん田。。。
席に着いてからも15分ほど待ちました。そして、待望の豚丼です。
バラ、お肉大盛り(830円)です。ちなみにお肉はバラ、ロース、ヒレの3種類から選べます。
かなりボリュームありますが、浮雲のとんてきやロマンのポークチャップと違って塊肉ではないので、
案外食べやすかったです。タレもしつこくなく美味しいですね。
平日の11:00でこうなので、土曜のお昼時などは1時間~2時間は行列を覚悟してください。(笑)
なお、日曜はお休みです。私のように開店の30分ぐらい前に来るのがベストかも。駐車場も3台ほ
どしかありません。(周辺は住宅地のため、コイン駐車場もありません。)
昼食の後はいつものように六花亭の本店に行きます。お目当ては当然、「アレ」ですよ。(笑)
賞味期限3時間の「サクサクパイ」です。人気なので専用のレジがあります。
もう一つは昨年なかった「十勝帯広発」という新作のお菓子です。
サクサクのパイにチーズが挟まれており、これもかなり美味しかったです。
(まぁ、サクサクパイの方がいいけど。)
自宅や実家用にお土産も購入し、帯広をあとにします。
エゾノー前を通過します。(笑)モデルとなった帯広農業高校です。
八千代牧場に行ってみます。初訪問です。フレッシュミルクのジェラートを購入します。
(ツーリングマップルにはソフトクリームとありましたが、変わったようです。)
ミルクの味そのまま。かなりいけますね。
豚丼、サクサクパイ、ジェラートと、昨日の雨竜沼湿原で消費したカロリーを一気に取り戻します。
というか、たぶん超過。(笑)
途中、ナウマン温泉アルコ236で立ち寄り湯です。初訪問ですが、すべすべのお湯ですね。
襟裳岬をめざし、国道336号(黄金道路)に進みます。
道に黄金を敷き詰めるほどの費用がかかったというのが、その名の由来です。
道内最長の「えりも黄金トンネル」(約5km)が出来たので、襟裳側はずっとトンネルです。
旧道の海岸ギリギリ部分も残すところわずかとなりました。
襟裳岬です。襟裳名物の濃霧の中。襟裳は年間の1/3は霧に覆われるそうです。
ゼニガタアザラシも見えません。
ちなみに、これでQ5で北海道主要3岬(宗谷、納沙布、襟裳)制覇です。(^^)
さて、16:30頃襟裳岬を後にし、フェリーの出る苫小牧港を目指してラストドライブです。
フェリーは1:30発の深夜便ですが、襟裳岬から苫小牧までは150kmほどあるので、早めに出発
します。北海道は一般道もかなり高速で流れてますが、軽トラやダンプがいるとペースが一気に落
ちますので。
静内あたり。日高地方は全国一の競走馬の産地ですね。
もう時間も遅いので放牧中の馬はあまりいませんでしたが。。。
新冠温泉「レ・コードの湯」で道内最後の日帰り温泉です。
苫小牧には21:30頃到着。夕ご飯がまだでした。
(というか豚丼がかなり重かったので、この時間でもあまり空腹感はなかったですが。。)
苫小牧港近くの回転寿司に入ります。「函館・海天丸」というお店です。
この時間、国道沿いの店はチェーン店以外はすでにほとんど閉まっていたのですが、なんとか痛
恨の吉牛は回避できました。。。(^^;
隣のセイコマでフェリー内で食べる食事を調達します。
なぜならば、利用するAM1:30発大洗行の便は深夜便でレストランの営業が無いのです。
軽食の自販機しかないので、事前に調達した次第です。
深夜便にしたのは、少しでも北海道滞在時間を長くしたかったからです。(^^;
大洗までお世話になる「さんふらわあしれとこ」です。いつも乗るフェリーと若干雰囲気が違います。
旅客設備が船の前方にしかありません。
通常のフェリーは旅客店員700名前後ありますが、深夜便は150人程度しかありません。
雑魚寝部屋もありません。基本、寝台のみです。
簡単に言うと貨客船ですね。運ぶ車両のメインは長距離トラックになります。旅客は"おまけ"です。(笑)
さて、出航3時間前の22:30に車両の積み込みが開始されます。
一般の車は天井の低い第一甲板(船の一番下層)になります。広い上層はすべてトラックです。
この日はずっと運転だったので、出航前の0:00頃には就寝。
(いつ出航したかわかりませんでした。(笑))