ジンズーのブログ一覧

拙者は、外国人力士だとか日本人力士だとかの区別無く、大相撲が好きである。

昨日、大関・把瑠都の初優勝という結果で大相撲初場所が終了した。

然しながら、１２日目の取り組み稀勢の里戦での注文相撲により、今回の優勝の評価を下げるコメントが横審委員や評論家諸氏、新聞等に見てとれる。

拙者にはどうしても日本人・２大関への期待の裏返しのように思えてならない。

同じく１２日目、大関・日馬富士も同じ相撲内容により横綱・白鵬に土を付け、取組み後「目を合わせられなかった」と本人談が報じられている。

人間、手に入れたいものを追う時は必死になって当然だと思う。
但し、ルールの範囲内であるのは当然だが。

注文相撲は、ルール内の作戦であり、必ず勝てるわけではない。
墓穴を掘ることも多々ある。
日本海海戦も、川中島の合戦も作戦あっての勝利であり、それが絶対では無く、それに賭けての勝利であったと思う。

拙者は、初優勝を目指した把瑠都が、横綱を倒したい日馬富士が一か八かの勝負に出たことに賞賛もしなければ否定もしない。

結果のみを尊重したいと思う。

把瑠都の優勝に批判的な方々は拙者よりも大相撲には詳しいのだと思う。

でも野球のピッチャーは常にストレートで勝負しなければならないか。
変化球で打者のタイミングを外しての三振は卑下されるか。

サッカーでオウンゴールは得点として認められないか。

レースでトップを走るクルマが突然のトラブルでリタイヤしての優勝は誇れないか。

拙者も決して詳しくは無いものの、いち大相撲ファンとして来場所の把瑠都に注目・期待したい。

大相撲はプロレスと同じ興業であり、真剣に見るモノでは無いとの声も聴く。

敢えて言わせて頂く『真剣に見る！だから面白いんだよ！！』