車とは全く関係ないことですが・・・。僕は実家暮らしで、一緒に祖母も暮らしている。祖母は数年前に入院して、何も食べられず胃に穴を空けて栄養を取っている。いわゆる、「胃ろう」というやつだ。あまり外に出ることも出来ないので、近所の個人病院の先生に往診に来てもらっている。そこの病院は土日もやっていて休みがないのに、それでも時間を作っては往診に来てくれる。最近じゃ毎日往診に来てくれて、場合によっては早朝、病院へ行く前に来てくれることもある。以前、自分は医者なのだから往診は当たり前だ、本来医者とはそういうものだと言ってたかな。今時めずらしい、まるで医者の鏡のようなスーパー先生だ。そのような日々を数年過しているわけだが、祖母は昨年の年末に体調を崩しており、いよいよ入院しなければならないような状況になっている。そこで、入院の手続きを取るべく、以前入院していた大学病院に問い合わせてみた。そこで言われたことは・・・「助かる見込みがない人は入院不可」とのこと。おいおい、それって見捨てるってことかい・・・とても人の命を助ける病院の言葉とは思えないのだが。まあ医療機関も決して余裕かましているのではなく、限界に近いのだろう。医師不足、看護師不足があり、少子高齢化がそれに拍車をかける・・・それが今の日本の医療の現実なのかな。難しい世の中だ。しかし、誰かに言われたからではなく自分の信条で、今の世の中でも往診してくれるような先生がいるっていうのは、すごいことだな。暗闇を照らす一筋の光のようだ。