やまむらとおるのブログ一覧

クライスラーイプシロンと300｡ついでに試乗(300のみでしかも同乗だけど)｡

クライスラーがフィアット傘下になったので、
フィアット傘下のランチア・イプシロンが､ランチアブランドが展開されてない地域で
クライスラー・イプシロンとして展開されてるんです｡

イプシロンはデザインだけで買いかもーと思ってたのですが、
シート素材の使い方が？？？？なところもあり､ちょっと購入候補から外す｡

だってさー､シートの真ん中が革なんだけど､コレが張りが強い上に滑る！オレみたいに走り回りたい人には我慢ならんですよ｡
その一点だけ購入候補から外すのもナンですが､これは次に書く300の印象が良すぎたってのもあるんですよ｡


300は…正直､アメリカ人が本気出すと恐ろしいことを思い知らされた｡
キャディラックほど明確にドイツ車を意識して作っているわけではないのに､
出来上がったクルマは見事にEクラス等とがっぷり四つに組みあってヒケを取らない｡
見た目品質､走りの質､そういうわかりやすいところからシートに座った時の
姿勢の自然さに至るまで､セダンというクルマの理想形になってる感じ｡
Lexus LSとほぼ同寸法のボディに3.6LのV6エンジンを搭載し､モード燃費で9.2㎞/L｡
LSよりもいいぞこの数値｡
それでいて398万円からだからバーゲンプライスとしか言いようがない｡
来年には6.4LのHEMI V8搭載モデル(SRT8らしい)が追加と｡

オーディオはアルパインUSAが仕上げたプレミアウサウンド6スピーカーでしたが､十分に”いい音”でした｡個人的にいじる必要性がない感じ｡

試乗車がビレットシルバーメタリックだったんだが､ほぼ白です｡
この車体色は黒内装｡天井も黒｡
アストンマーティン･シグネットやランドローバー・レンジローバーイヴォーグと比較すると安っぽい内装ですが(てか英国車がすげぇ凝ってるだけだと思う)､
買うならコレだね！！！
見た目で｢偉そう｣｢DQN｣とか言うなよ｡クライスラーはPTクルーザーで見せたとおり､どこかで見たような居住まいの､最新のデザインをさらりと出す会社だ｡
300というクルマを主張するこの居住まいは､クライスラーのデザイナーの｢当たり前の本気を出した結果」に過ぎない｡

…まぁクラウンロイヤルの”やる気の空回りグリル”を見ちゃうとね､端正な300のほうが魅力的｡
クラウンアスリートだと､どうしようって思えるけど｡




続いてプジョー208をテストドライブ｡
最初にGTに同乗したのだが､106S16のサスストローク感を増やしただけで､
数字に出てこないドライブの面白さがあるクルマであると感じた｡
タイムをとれば､おそらく86とかのほうが速いだろうが､運転の面白さではどうだろう？
そういう所の演出とか作りこみが､プジョーはホントにウマい｡
モデルNo.が6の頃のプジョーが帰ってきたなーって感じ｡

続いて本命のアリュール(1.2Lの直3エンジン､5MT)に｡
…えー､直3エンジンらしからぬ”サウンド”と､軽さは命ということを改め実感｡
Lexus GSやLSの試乗コースと同じルートを走らせてもらったのですが､
ココで4速入れっぱなしのズボラ運転ができてしまうほど､エンジントルクが出てるし
そもそものボディの軽さが光る(1070kg)｡
ステアリングホイールの径が小さいので､
カドマガルコーナーでの操作が楽なのも好印象｡
シフトレバーのストロークが長いことは仕方ない事として､
他に文句をつけるとしたら､今iにつけてる吊り下げスピーカが付けれん事位(w

買い替えフラグが成立した場合､もっとも選択される可能性が高い一台です｡