mixiではちょくちょく書いてたりするんですが、こっちが巡回ルート上では後回しなので
力尽きてたりするんだね。
ということでちょっと古いけどこんなん乗ってきた。
・フォルクスワーゲン Up!
http://www.volkswagen.co.jp/cars/up/main.html
2ダァ車の試乗車がVW植田にあるというので、名古屋市天白区までいってきたですよ。
写真では、フロントバンパーのデザインによって笑っているように見えるのですが、
現物見るとそういう感じではなかったですね。
空力と冷却とデザインの3つを成立させるアイディアって感じ。
リアはiPhoneにインスパイアされたという、ハッチ全面が1枚のガラスになっている。
なかなか小洒落たデザインです。
いろいろ触ってみると、ナリは小さくてもさすがドイツ。精度の高さを感じる作り。
…なのですが!欧州のハッチバックならほぼ当然のようについているはずの、
シートの肩のところにあるシートバックを倒すレバーがない!!
「コストダウンのためにリクライニングと一緒になっちゃいました…」とさ。
すげぇがっかり。
便利だったのに…乗り込むときだけ倒して、起こす時には元のポジションに戻る
便利なシートなのにさ…コストカットし過ぎだよ。
こりゃセミバケに速攻交換の刑だな。
あとリアの窓ははめ殺しorz 暑いやん。
試乗してみて早速「クリープないやん」。そうですこのクルマはシングルクラッチの
5速オートマニュアル(以下AMT)。
クラッチ&変速操作を機械がやってくれる「だけ」のもの。
…なんか年次改良で半クラによるクリープつけそうだけど。
ちょっとアクセル入れて発進。とろとろとのんびり走る分には、AMTの悪癖ともいえる
変速タイムラグというか、加速感の途切れは感じられないのですが、
アクセルを深く踏み込んだ状態だと、盛大なタイムラグが!
このタイムラグには営業さんと一緒に笑っちまいましたよ。
「こりゃひでぇwwww」て感じ。
ただ、変速操作を人間がやることもできる(ティップシフト)ので、それを使い、かつ
変速操作するときにアクセルを抜き、変速完了するころあいでアクセルを踏めば
MT車を運転してる感覚で乗れるので、MT車に乗ってた経験のある人は
実は違和感なく運転できるのではないかと思う。
さらに意外といっていいだろうか、ダウンシフト操作するとブリッピングして
回転数あわせを自動でやってくれる。
ダウンシフトに関してはほぼショックレスです。
こりゃ山道楽しいぞー!
ボディは岩のごとき剛性感。さすがVW。なのでサスが結構硬めなのに、その硬さを
まったく感じさせない。ハンドリングが楽しいクルマではないが、
つまらないクルマでは絶対にない。素性が良過ぎる。
剛性感といえばブレーキ!日本車だとブレーキペダルを思いっきり踏み込んだときに、
踏み切った所で微妙なやわらかさがあるんだけど、このクルマはストロークしきった先は
ガチっと動く気配すらない。抜けよとばかりに踏み抜いても絶対に抜けないね。
こういうブレーキは安心感につながるので良い!!!!
走行中の振動とかはほとんどない。
エンジン設計・マウント設計など絶妙にこなしている感じで、安物感一切なし。
ワゴンRとかの上級モデルを食っていこうというクルマだけに、抜かりないです。
あと注文するならば、アイドリングストップかなぁ…VWはあまり熱心じゃないね。
結論:160万円の軽四買うならこっちのほうが幸せ。ただしシートは替えるけどな!
・レクサス LS460
マイナーチェンジされたLS460です。
http://lexus.jp/models/ls/sp/
デザイン上の注目点はやはりフロントグリルでしょうね。
大きなスピンドルグリル。
ちょうどナンバーがつくところに太いフレームのような造詣になっていて、
これがちょうどよいアクセントになってて、従来のクルマとの違和感がない。
写真ではわからない、エグさと個性のギリギリライン。
あとLEDヘッドライトの場合、LEDの放熱フィンがデザインされて露出している。
「放熱フィンを隠せないならデザインしろ!」と言われたとか。やるな市光。
運転席に座ってみると、やっぱり目立つのはセンターにある12インチの液晶。
コレのためにインパネ再設計ですからね。でもコレは本当に見やすい。
ナビ画面とオーディオやエアコンなどの表示画面が1つのパネル内で表示されるので
視線を移動させる必要がないので良い。
試乗してみると、とても横幅1875mm、重量2トンもあるとは思えない「軽さ」。
ステアリングが軽いわけではなく、身のこなしが軽いという感じ。
コレが”Lexus”だとオレは思うんだよね。日本生まれの高級車って意味でね。
サス(全車エアサス)とかジオメトリがいい仕事してる感じはマイチェン前と同じです(w
ぐいっとアクセル全開にしても、たいして排気音を響かせることなく車速だけが
あがっていく感じ。
これはF Sportにスポーティな部分を全部任せて、ノーマルなLSは「LSらしさの追求」に
専念したということかもしれません。サルーンとしては最高のクルマだわ。
全車にモード選択機能があって、エコとかスポーツとか選べる。
エコだとスロットルの反応がダルになって、アクセルを踏み込まないと
スピードが出ないような感じになるし、サスもダンピングレートが下がる。
スポーツ S+というモードにすると、スロットルレスポンスが過敏になり、
サスのダンピングレートも上がる。
明らかにキャラクターが変わるのでこれはこれで面白いんだが、
エコモードを標準にすりゃええやん…って思ったのは街乗りで4.4km/Lという数字を
見てしまったから。
結論:LSが出てからレクサスの方向性がビシっと決まったけど、
今後のレクサスの方向性も、このマイチェンされたLSで確定した感じ。
ドライバーズカーとして不満が出るとしたら、静か過ぎる事くらいかと。
…あと、革内装が選べる(600h)けど、なぜ全車でやらんの?って聞いたら
トヨタが発注できる革加工業者のキャパをかるーく超える受注が過去にあったから、
全車で選べるOpにするのをやめたそうで。
…おいおいジャガーやランドローバーは全車革内装だぜ?
天下のレクサスがやれないとは何事か!
・ランドローバー レンジローバー・イヴォーグ
http://www.landrover.com/jp/ja/lr/range-rover-evoque/
試乗したのは5ドアのプレステージ。235/55R19というデカいタイヤを履いてます。
が、その前に。
シートに座ってエンジンスイッチを入れると…
ジャガーと同じでシフトセレクターがせり上がってくる。
ほかのランドローバー車にはない仕掛けが、イヴォーグは新世代のクルマだよって
いう主張なのかもしれません。
走り出すと、とても約1.8トンもあるようには思えません。
たった2Lのターボエンジンなのに、街中で流れをリードできるトルク特性。
かつ、スムーズすぎてネムくなるほどのATの躾。
パドルシフト操作してもショックなくレスポンスよく変速してくれるけど…
「主にエンジンブレーキ用ですよ!」とは営業さんの弁。
…まぁ、山道とかサーキット攻めるクルマじゃないしな。
足回りは大径ホイールが災いしているような、ちょっとドタバタ足。
路面を舐めるような感じを予想していたのでちょっとorz
ベースグレードのほうが感触はいいかもしれない。
ランドローバーで一番小さい(排気量が)くせに、
車両制御系はフリーランダー2やヴォーグと同じように
ヒルディセンドコントロールなど「ランドローバーなら当然」というモノはついてる。
ブランドとは何ぞや?ってのがわかってるからこそかな。
あと内装もね、標準で革張り。レクサス、見習え!!
正直、コレ欲しいですよ。
マジメに、アストン・マーティンのシグネットと天秤にかけるくらいに。
そんな金ありませんが つд`)
でも中古なら!!
あーあとナビがDVDしかないんですが、DVDナビのほうが地図更新が一瞬だから
※ディスク交換でOK!
という理由だそうです。
CDリッピング用HDDも内蔵しているというからびっくりだ。