ホワイティ@パーツ欲しがりますのブログ一覧

本来であれば昨日にブログを書くべきかも知れませんが、あえて１８日の今日にブログアップしました。

なぜなら自分の記憶では震災当日よりも震災翌日のほうが辛かった記憶があるからです。

震災当日は親戚・友人とも誰一人連絡が取れませんでした。

自分の住んでいた明石市は比較的落ち着いていたんですが、テレビから流れる映像は夢みたいな映像に思えていました。

この時は何か他人事のように感じていたんです。




震災翌日になって自転車で神戸の中心街に向かうと須磨区辺りから倒壊した建物が出てきました。

ホンマに倒れているやんか・・・

段々と現実が把握出来てきました、最悪の形で。

東灘区の親戚の家は倒壊しており、家人もどこにいるのかわかりません。

焦った気持ちを抱えながら付近の小学校や公民館を捜し歩いて無事に見つかった時は何故か力が抜けた記憶があります。

実際に街中を見てみると映像で見たリアルな光景が広がり、自宅を見ながら泣いている人、鬼の形相で移動しようとする人、うつむいたまま動かない人・・・

自分の中では震災翌日の光景のほうが鮮烈に記憶に残っています。

そしてまだこの阪神大震災の記憶が消えていきません。

早く忘れたいという気持ちと忘れてはいけないという気持ち。

多分一生このはっきりしない気持ちを抱えていくのでしょう。

こういった気持ちを抱えて暮らしている人々がまだ沢山いて、時間が経つとこの気持ちを理解してもらえない状況になっていく恐ろしさ。




それでも生きていく限りは前を向いていかないといけないんですね。

それでも生きていく限りは笑顔でいないとダメなんですね。




それでも自分の気持ちをいつまでも素直に語れる街であって欲しいと強く思っています。

その胸の内を語れる状況がいつまでも続いていくことが風化を防ぐことになるのかなと自分は思います。






また明日も頑張ろう。

無理のない程度に。