
2016 TAKASU.66 CHAMPIONSHIP Round 3 8時間耐久レース!!
最近公私共に多忙なカメラマンです・・・
なんで最近こんなに忙しいのか?・・・ブログアップ遅れましてすみません。
7月17日に開催されました、真夏のお祭り8時間耐久レースを報告します。
毎年夏日に開催され、車もドライバーも限界走行を極める8時間耐久レース!
今年は前日の16日(土曜日)午後から公式練習会、その後に予選、17日(日曜日)に本戦となります。
【 16日(土曜日) 公式練習会 + 予選 】
ここで、なんと、新人ドライバー『植木屋』21歳が参加!
平均年齢40歳オーバーの不良中年チームに21歳が加わり平均年齢は30歳代まで後退しますが、順位は後退しないようがんばります。
サーキット未経験なもので、いろいろと基礎知識をレクチャーしつつ、前日の公式練習会で練習してもらいます。
さすがにタイムは出ませんが、徐々にタイムも良くなってきましたが、今後に期待です。
予選はミミッハがアタックし、1分16秒フラットで3番手スタートとなりますが、テイクチームは15秒フラットと!1秒速い!!!
予想はしてましたが圧巻のスピード! 2クラスのトゥディ「鮪レーシングさん」も食ってしまうスピードを見せ予選終了です。
天気予報は降水確率60%と午前曇り、午後~雨みたいなハッキリしない天気みたいです。
【 17日(日曜日)決勝 】
天気はあいにくの雨・・・予報は変わって午前雨、午後曇りの天気に変わってる・・・
午前中ドライ~午後ウエットのつもりが・・・思っていた作戦ではいけないと思いながら明確な作戦を決められず

サーキットに到着しても雨が降っています、これは大荒れの予感、なおかつ参加台数は 23台!
これはとっても大荒れとなる予感。
そんなこんなんを考えながら、決勝レーススタートです。
今日のMCは 鈴鹿などで御活躍のレースアナウンサー『Happy多賀ちゃん』
多賀ちゃんがMCだと勝てるジンクスがあるため!今日はなんだかいけそうな気がする~~
ですが完走が第一目的です。
SC先導のままレーススタートです。
第1ドライバー:ミミッハ
路面はウエット、3番手よりスタートし、数週走ったところで雨が降り出します。
やはり難しい路面、1台コースアウトして早速 1回目のSCが入ります。
再スタートしてからは何事もなくペースを維持しながら走りますが、新規格の4クラスが速い!
新規格のトレッドの広さからと、タイヤの良さで3クラスと変わらないどころか、3クラスよりも速い!
なので、3クラスでも新規格のマジックミラ号さんはウエットでも抜群の速さを見せます、
総合3位をキープしながら予定時間を走行し、次につなげます。
第2ドライバー:カメラマン
長丁場で大荒れ、もしかしての作戦を考えながら、どうせ踏んでもタイム出ないので低燃費走行しつつ淡々と周回します。
それよりカタスサーキットってこんなに滑るの?ってくらいツルツル滑る滑る、1つ目のS字、グリップエンドはいつもだがツルツルツルツル
グリップエンドコーナーで前を走る福井工業大学自動車部が突然のスローダウン!追突しそうになるもギリギリでかわしたが、どうも車両がストップ、2回目のCSが入ります。
順位的にはほぼ変わらず次につなげます。
第3ドライバー:総監督
路面も乾きかけたかと思いきや、又も雨が降り始めます、あいかわず新規格が速い!
総合トップはなんと4クラス『ひよこ団』さん!
我がチームもなんとか総合3位・4位で喰らいつきます、テイクチームはピットストップハンディキャップの消化で8位(2rap差)くらいまで順位後退しております。
そのまま予定時間を走りきり次にバトンを渡します。
第4ドライバー:キャタピラー
今年初の走行、しかもウエット!さらに雨脚が強くなって来て、滑る路面にあたふた!
そんなこと つゆとも知らず、本日の昼食『そうめん』を全員で食べ始めてしばらくしたところ・・・
事件は突然・・・
『お~っと HIGASHIDE RACING スピン!! クラッシュ! だいじょうぶか~?』
MCの多賀ちゃんの声が聞こえます!
最終コーナーからホームストレートの立ち上がりで、縁石にタイヤを乗せてしまい、ハンドルを取られクッションバリアに突き刺さってしましました。
そうめんを食べるのを止め! ホームストレートの車両を確認しに走ります。車両はなんとか自力で出られたものの車両にダメージがあってはオレンジボールを出される可能性があるため、ホームストレートを走る車両を確認します!
バンパーにクッションバリアの色がついてる程度で、車両にダメージは確認されませんでした、すかさずドライバーに異常がないか確認しますが問題なさそうなので、『そうめん』を再度食べ始めます(爆)
数週走るとキャタピラーから『連絡クレのサイン』が!電話すると、路面があまりにも滑るもので、心が折れてしまってるそうで、ハートの強いキャタピラーをしても滑る路面には勝てない様子(笑)

各チームともに路面には悪戦苦闘しているようで、またもやコースアウトのため3回目、4回目のSCが出ます。
その後はなんとかピットスルーハンディキャップも1回こなし予定時間走り抜きます。
第5ドライバー:神主君
雨は止んできたものの濡れた路面に最終コーナーでスピンをするも大事にはいたらず、オーダーを守りつつ周回します。
前回の第2戦も、キーポイントに走行してもらった神主君の登場です、なかなか良い仕事をしてくれるため、今回も大事な山場に走行してもらいます。
ここまで 3回のSCや、ウエットコンディションにより燃料の消費量は少なく済んでいるものの、給油判断の難しい場所となるはず!
ドライバーからの情報を聞きつつ、燃費計算を行います、やはりかなり燃料が残っているようで、想定よりも走れそうです。
再度仮定による消費燃料量の計算を行い、以後の作戦を協議しますが、とりあえず給油しても20Lは入るので50分以上走行してもらい給油に入ります。
ここでも故障車両の回収のため、フルコースコーションとなり、5回目のSCが入ります。
路面は次第に乾いてきてほぼドライに!
第6ドライバー:植木屋(21歳)
天候が良くなり、路面も乾きます。
新人ドライバー植木屋、大学生!前日の公式練習会での成果を見せれるか?
しばらくすると、路面も乾いたこともあって前日の公式練習でのベストラップを更新!
20台以上がコース上にいるサーキットにおいても無事周回を果たし、予定時間 走行を行い次につなげます。
第7ドライバー:大将
レーススタートから約4時間30分が経過し、残り3時間30分ほど
ここで順位を確認すると、なぜか? テイクチームに4rap差ほど引き離され、我がチームが8位近辺まで後退しています。
どうもSCのタイミングも悪かったようで、予想以上の順位後退で、大差が付いています。
今思えばここでの早い判断が結果につながったと思いますが、このまま予定通りの2回給油作戦では勝てないと判断し消費燃料計算を再度行い、可能かどうかの判断を行います。
残り時間・RAP数から各ドライバーへ使用してよい燃料の量を指示し
1回給油作戦への決断を下します。
チキンレースの始まりです。
大将はチームオーダーを守り
無事予定時間を走行してバトンを渡します。
第8ドライバー:カメラマン(2回目)
超低燃費走行を行います、自分ではかなりいい仕事したと自負しています。
残り時間も3時間を切り 故障車両も出てきました、またもや6回目のSCが出ます。
低燃費走行のまま、次のドライバーにつなぎます。
第9ドライバー:総監督(2回目)
低燃費走行しつつもタイムを維持し、オーダー通りの仕事を行います。
総合トップは3クラスマジックミラ号、2位にテイクチーム、3位に ひよこ団、ディクセルローラアルトなど
我がチームは総合6位~7位と離されているが逆転を狙って我慢です。
テイクチームの後ろを走っていたその時、テイクチームがドアンダーを出して 1コーナーのグラベルにコースアウトするも 奇跡的にコースに復帰! いきなりコーナーに横から飛び出して来たその時!!
フロントバンパーとリアバンパーが接触!
総監督は手を挙げ『こらーのサイン』 MC多賀ちゃんは『お互いやさしい挨拶』 といっておりました(爆)実際違います。(爆)
なにはともあれ時間は経過します。
残り時間1時間付近!ここでレースが大きく動きます。
前を走るテイクチーム、ディクセルローラアルトなどが2回目の給油に入り順位後退、反対にHIGASHIDE RACINGが総合で4位 クラス2位に浮上します。
はたして走りきれるのか?
残燃料を算出しても、実際そのように走れるかわからないため、
ドキドキしますが、もう行くしかありません。
最終ドライバーのミミッハが、タイムどれくらいで走ればいいのか?残燃料はどれくらいか?などの質問に対して打ち合わせを行いつつ待ちます。
残り時間も1時間を切り、最後のドライバー交代のタイミングをはかっていたところ、コースアウト車両が!
フルコースコーションとなりSCが入る前にドライバー交代を行えれば、タイムを短縮した交代ができる!これはチャンスとばかりに、ドライバー交代を行います。
第10ドライバー:ミミッハ
レースも残り50分を切ったところで交代
給油してきたテイクチームとの差は2rapあるので、クラス優勝できなくても2位には入りたい!
2rapあれば相手より数秒遅く走っても勝てるため、ミミッハに指示を出しますが・・・・
ここで今回も事件が起きます。
ミミッハがコースインしてきた数台前にSCが入り、SCの前にいたテイクチームが1rap得をするかたちになり、2rapあるはずだった差が
1rapに!!!
これで、給油して全開で走れるテイクチームの猛追をかわすことがむずかしくなってしまいました。
でも、テイクチームのPITストップ数を見ると残り1回はドライバー交代しなければいけないはず!
それなら1rap + ドライバー交代 のタイムがある!!!
それで再度オーダーのラップタイムをミミッハに指示を出します。
また、さすがに残り時間も少なくなってくると、各チーム1回給油で走りきろうとしているチームは超低燃費走行ばかり
前を走るチームナビックも低燃費走行中でタイムは ガタ落ち、そこで総合でも順位を上げようと、ミミッハに指示が飛びます。
ディクセルローラアルト、チーム ナビックをかわし総合2位、クラス2位まで浮上!
我慢を重ね作戦を遂行してきた成果が実りました!
だが、燃料もギリッギリのはず、ここで完走できなければ意味がありません。
燃料計算してきた身としては、ちびりそうなくらい興奮してました!(ちょっと出てた)
残り時間10分を切り後わずか、このままいければ・・・祈るような思いで時計を見ます!
後ろからはテイクチームが猛追!
前を走るマジックミラ号は、どうもガス欠症状が出てラップタイムが ガタ落ちに!
こちらも、タイムを詰めたいが完走できるかどうかの残燃料であるためムダにペースを上げれません・・・
残り時間1分
マジックミラ号はもう止まりかけてる!半周差くらいでテイクチームが迫る!
残り時間30秒
総合1位マジックミラ号、総合2位HIGASHIDE RACING、総合3位テイクチーム 同一周回のまま!
9 ・ 8 ・ 7 ・ 6 ・・・・0
長い8時間の時計は 『 0 』 に、そしてホームストレートに帰ってくる車両にチェッカーが振られ・・・
総合2位 クラス2位で完走!!!!!!
ここ数シーズンで最大の事件が発生します【爆発】
なんと総合3位 クラス3位でチェッカーを受けるはずだった、テイクチームが!が!が!
チェッカーを受けずにピットレーンを走行しているではありませんか・・・・
ノーチェッカー ・・・・・ 8時間走って ・・・・ノーチェッカー
これが問題のノーチェッカーです、次にホームストレートに帰ってチェッカーのはずが・・・
時計が『0』になったので勘違いして戻って来たのかな?
とりあえず暫定で表彰式
つづいてシャンパンファイト
長年の経験とデータ収集の積み重ね、作戦と設定したタイム通りに走行できる各ドライバーの技量と経験!
これぞ耐久!これぞHIGASHIDE RACING の力が出せたレースだったと言いたいです。
総合では2位となりましたが、新人ドライバーの育成もできこの結果はチーム員みな満足した様子!
ハッピー多賀ちゃんジンクスは続きます!
また、8時間の長丁場を支えて下さいました、サーキットのスタッフの皆様、参加された各チームの皆様ご苦労様でした。
ありがとうございました。
数日後・・・・
タカスサーキットのホームページに!
総合22位に Take a Sweet's のチーム名が・・・・
走行規則には、『ノーチェッカーでは チェッカーを受けた車両の後ろに順位付けする。』
でも、酷な裁定・・・ 後で抗議があったのではないかと推測・・・・
ああああ
こっちまで悲しくなる裁定に、我がチーム員からも同情の声が・・・
大将曰く 『うちのチームは抗議も指摘もしてないってはっきり言わなきゃ!』 と、同情しつつテイクチームを気遣って言っておりました・・・
次はダブルチェッカーしちゃだめよ。