久しぶりにマイナカードに関するネタです。
マイナカード更新時には、市町村の窓口で更新された新しいマイナカードを持って
免許証情報を更新するために警察署や免許センターに行く手間がありました。
この二度手間の欠点を補うために、マイナカード更新時に免許証情報も同時に
市町村の窓口で更新できるように法改正とシステム更新を可能にする決定したそうです。
これはもともとマイナカードに実装されたISO/IEC 7810 ID-1規格が公開されて
いることとは別な次元の話で、以前から指摘されるように日本における縦割りの
行政機関の問題のため省庁間の棲み分けで発生する只の無駄だった訳ですが
9月1日以降この問題を解消するための法改正が実施されるので、本来の規格が
持っている仕様が発揮され、市町村の窓口でも免許証情報が公開されるのでカードの
再発行時に同時に免許証情報も書き込むことができるようになる、というのが私の
理解です。大筋では間違っては無いと思います。
報道では意図的なのか一本化された方の割合ではなく人数で109万人と書かれて
いますけど、今年5月の時点で一本化した人の割合はたったの0.5%にしかすぎません。
これは以前書いたように一本化するメリットよりも、一本化した後で紛失したら
再発行までの間は免許証不携帯の扱いになることを避ける人が多かったからだと
思うのですが、とにかく一本化はメリットよりもデメリットが大きすぎるとしか
思えないのです。また市町村窓口でも免許証情報が参照できることになるわけで
最近報道の多い公務員による犯罪が増加する要因にもなるのではないか?という
懸念もあります。見た目には区別付かないですが正職員と非正規職員とが混在する
ところが多いと思うのでシステム参照権限が正しく運用されるかどうか、非常に
気になりますね。中央省庁がガイドラインを出しても実際の運用は現場である
自治体の窓口なわけで、その体質に依存する部分が大きいと思っています。
以上推測による私見も含みますが、相変わらず費用対効果はどう見ても低いとしか
思えないマイナカードに関する独り言でした。
Posted at 2025/08/28 22:17:45 | |
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