2024年11月24日
岡山県に水路が多いのは事実です
昨日倉敷市船穂町というところで自転車が道路脇の水田に転落して亡くなるという
事故がありました。ライトはついてなかったのかという素朴な疑問もありますが、
この事故に関連して、岡山県南部に多い水路での転落事故を調べました。
2013年では全国ワースト1位になっています。
岡山県南部は本当に水路が多いです。他のところに住むと改めて実感します。
岡山市で4000キロ、倉敷市は2000キロあるそうです。ちなみに全国だと
約40万キロというデータがあります。
元は干拓地だったところが宅地になった結果、幹線道路のすぐ横でも柵がない水路が
通っているところが多いです。県としても柵の設置に動き出したのは2016年で、
それまでは放置状態でした。2013年から4年間の間に100人以上(一年で25人
以上)の方が亡くなっているそうで、救急車の出動回数も年平均で391件と、
一日に1件以上水路からの転落事故で救急車を呼ぶ人がいることになります。
『人食い用水路』とも呼ばれています。ちなみに2022年では死亡事故は12件に
まで減少しています。
比較的明るくて交通量の多い幹線道路でも、車のヘッドライトに目がくらんで
ハンドル操作を誤ったり、夜に暗い道路を走っていて転落するというパターンが
多いんじゃないかと思います。前の職場でも友人が飲み会の後に自転車で帰宅する
途中で水路に転落して亡くなった、という方がいました。まだ40代の方でした。
街灯もなく白線もないような細い生活道路であっても、結構な段差のある水路は
多いので、死亡事故にまでなってしまうんだと思います。下水道が整備されても
水路が残っている理由は水田や畑に水を引くための農地用水がほとんどなので、
無くなることが稀なのです。稀というより、まず無くなっていないと思います。
岡山県でも自転車保険の義務化やヘルメットの義務化は終わっていますが、
高齢者の方には浸透してないと思えます。だいたい義務化だけでは免許もない
自転車だと実態把握すらできないので『義務化』されたというだけで、形骸化
してますよね。販売店での加入促進施策等も自転車の買い替えサイクルから
すると十分とも思えません。
自動車の水路への脱輪はどうなんだろうと思ってついでに調べてみましたが、
こちらはよくわかりませんでした。車の事故も自転車よりは少ないですがある
みたいです。水田だと水が張られると道路との境界が分かりにくくなるのが
要因みたいです。岡山県に来られる方は気をつけてくださいね。
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Posted at
2024/11/24 21:51:43
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