2024年12月11日
続・三角表示板について
昨日に引き続いて、緊急時の安全確保についてです。
今日は三角表示板について書いてみようと思います。
私は最近乗ってないですが自転車好きなので、三角表示板はキャットアイ製一択です。
自転車好きな方なら誰でも知ってる位メジャーなメーカーだと思いますが、自転車の
リフレクターでは日本国内シェア一位です。しかも脅威の70%を占めています。
世界でみてもシェア40%と圧倒的な数字です。
ライトやサイクルコンピュータも数多く販売していて、国内だけでなく海外でも
数々の受賞実績があります。
三角表示板が国内で求められる性能は、以下の要件を満たす必要があります。
これらはJIS規格にもなっています。
【三角表示板に求められる規格】
1)正立正三角形の反射部を備えている
2)200m離れた所からでも後続車は反射光によって確認できる
3)反射光の色は赤色である
4)道路の上に垂直に立てられる
この中で、2)以外は通販サイトの商品紹介ページでも確認できそうですが、
2)については販売者側で提示しないとわからない情報のハズです。
Amazonで三角表示板を探すと国家公安委員会認定品以外の大陸製で格安の
製品も販売されてます。国内大手の製品が国家公安委員会認定やTSマークを
取得を明記しているのとは対象的に、その手の情報が無い製品が多いです。
値段は国内大手の3分の1から4分の1以下の製品もあります。
買うのは自己責任ってスタンスなんでしょうが、いざ使うことになり規格を
満たさない製品のせいで、万が一事故を起こしたらどうするのでしょうか?
ちょっと無責任だと思います。決して値段だけが購入理由にならないように、
規定がちゃんとあることと、そもそも規定がある理由を免許取得時に確実に
理解させるための努力が必要だと思います。
三角表示板が高速道路で義務化されたのは1978年からだそうです。
関連して、法的規制緩和の影響でEU規格適合品も2000年に制度改定されて
使用可能になっています。国内大手メーカーだとメルテックがEU規格品を
販売していますね。これはかなり安くてAmazonだと807円でした(2024/12/11現在)。
私がAmazonで確認できた最安値は450円ですが、この商品は規格については
一切触れていませんでした。評価も低くて、自立すらしないと書かれてます。
三角表示板の積載状況はデータとして見つかりませんでした。ただWikipediaで
2012年の1月から7月末までの兵庫県内の高速道路上の死亡事故では7件8人が
亡くなっていて、いずれも三角停止板などの表示器材を置いていなかった、
という情報がありました。積載義務を訴えるメディアは多いですが、なぜか
発煙筒のように義務化には至っていません。
最近だと何かと話題に上がるLUUPで高速道路侵入の情報も報告されてますが、
車やバイクに乗っている限り事故やトラブルはどんなに気をつけていても
避けようがないので、自分や同乗者の身を守るためにも三角表示板は義務化
するべきだと強く思います。
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Posted at
2024/12/11 22:30:00
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