大阪万博チケットの転売がされるのは当たり前だと思います

既に定価割れでしか販売されていない、という事実が証明しています。市場価値が
ないからです。目玉だった空飛ぶクルマはなくなり、ガス爆発で安全性を問われ、
各国のパビリオン撤退が続き、開催費用だけが計画当初から大幅に膨れ上がる、と
どれをとってもマイナス要素しか無く、一般向け前売りチケットも年末時点では
目標の２割程度と報道されています。

さらに年明け早々の参加国への公式説明会では、入場券の購入方法が「複雑だ」
「買おうとしている人を怒らせる」と完全にダメ出しをされる始末で、システム
改修を発表しました。これでまた費用がかかり、警備費用も200億近く計上したのに
さらに55憶の上積を発表しています。

個人的には今どきチケット販売で転売対策をしてないことには呆れるしか無く
大阪にはUSJで顔認証導入という実績もあるのに、一体何を考えていたのか
責任を問われてもおかしくないと思います。

これだけ費用が上振れしているのに、肝心のチケットの売れ行きがこれではどう
考えても黒字にできるとは到底思えません。政府や大阪府、大阪市は当初から
赤字の補てんはしないと早々に発表していますが、結果として赤字になった場合の
費用負担はだれも明言しないというおこちゃまの我儘言い放題状態です。
事業主体の博覧会協会の収益手段はチケット販売しか無いので、なんとも
無責任この上ない運営実態だと思います。これで良く暴動が起きないものだと
ある意味感心します。

こんな馬鹿げたイベントに費用を出すくらいならその分能登復興に回せばまだ
救いもあると思いますが、なぜかそれは実現しないのが不思議を加速させます。
直近の東京オリンピックでも汚職や派遣会社による悪質としか言いようの無い
日当20万等の中抜きが指摘されましたが、何の反省もないんでしょうね。
中心となって進めてきた維新の衰退を決定づけるイベントとしての価値しかないと
思ってみてますが、これで公金投入されたらどうしてくれようか・・・。