大阪市西成区の悪意ある交通事故で思うこと

下校中だった小学生7人が意図的な交通事故にあった件についてです。

犯人は放射線技師ということがわかり医療関係者だったことに驚きが隠せません。
全てが嫌になったとか、先月勤務先病院を自主退職していたとか、断片的に情報が
入っては来ていますが、この影響で新学期が始まったばかりの小学生が事故に遭い、
命に別状はないとはいえ、犯人とは何の関係もなく、また何の罪もないのに理不尽
な理由で被害に遭ってしまった被害者の方が心身ともに回復されることを願います。

一番気になるのはなぜ東京の人がわざわざ大阪にまで来て、しかも西成区で車を
借りて走り犯行に及んだのか？という点です。大阪在住時に一度だけ西成区を
通ったことがあります。独特な感じがしたのでよく覚えていますが、区画のせいか
大通りに繋がる道路には細い路地が多く、その道路沿いで何をするこもとなくただ
通る車を注視している人もいたので、本当に気を遣いながら通りすぎました。
このとき学生時代に見た同地区でのローソン襲撃事件（西成暴動）を思い出して
いました。

これまでの報道では犯人の動機に関する情報はほとんど分かって無く、分かってるのは
明確に殺人を犯すつもりで小学生を狙って轢いた、位だと思います。社会不安に
よる影響なのか縁もゆかりもなくただ通りすがりとか、たまたま見かけたとか、
被害者や関係者の方からすると理不尽極まりない理由で凶行の被害に遭って
しまうのは本当に悲しい事だと思います。これでは取り締まりようもなく、誰にも
どうにもできないかもしれませんが、本当になんとかならないものかと思います。
自殺者が減らない今の日本は、やはりどこかおかしいのかも知れませんね。