2025年05月28日
備蓄米放出に関する報道が過熱気味に思えます
失言からの流れで就任した小泉農水省の動きが速いことは認めます。ただ、報道の
加熱具合と相まってどうしても郵政省の民営化で結果的に外資に売り渡した当時を
思い出してしまいます。民営化されたゆうちょは郵便物の配達日数の遅れや、個人
情報の不正流用、慢性的な貨物自動車運送事業違反、非正規職員の激増、とどれを
とっても良いこと無しです。世界一のメガバンクが民営化された結果としては、
誰がどう見ても大失敗といって差し支えないかと思います。
そして目先の小売価格にばかり話題と報道の内容が偏っているお米問題も、歴史を
繰り返してしまうのではないかと思える程これまで実現できなかった枠組みを超えて
あたかも成果が出ているかのように報道までされています。正直、今度は郵政省に
続いて農協を売り渡してしまうのではないかと疑ってみています。今の国会運営では
一人の大臣が考えて実行できる裁量など大して無くて、官僚がお膳立てしその上
国会での答弁の内容や発言内容も事前に用意されたものを読み上げるだけという
予定調和でしかない世界だと思っています。
世界一の歳費を貰っておきながらその活動はどうなんだとは思いますが、失言大臣も
農水族と呼ばれてはいたものの農家の実態を理解しているわけもなく、それは小泉新
大臣も同じだと思います。一言で言えば胡散臭いという言葉に集約されますが、落札
形式でJAに集中している状態では価格が下がらないのも、市場に出回りにくいのも
誰でも分かってたことなので、どうして大臣が変わっただけでここまで動きが変化
するのか?を分析しその原因を追求することが報道の義務だと思います。
国民誰しもが生産農家の方が儲からない、報われなくてもお米の値段が下がれば良い
なんて思ってないはずなので、矛盾している補助金の支出先とその金額に踏み込む
べきだと思うのですが、そのあたりは一向に報道されません。令和3年収穫のお米は
専門家から見て味の変化は比較にならない程酷いらしいので、それなら安くて当然
だし、そもそも備蓄米を政府主導で始めた意図は流通安定だったので、このまま
放出を続けて万一災害が起こったらどうするんだという観点が全く感じられないのは
問題ではないかと思います。
夏の参院選を前に繰り広げられた「劇場型」パフォーマンスではないかと疑う理由は
そこです。家畜すら食べない廃棄寸前の古米を有り難がって買わされた挙げ句、
まんまと戦略に乗せられて自民党が勝利するようなことがあってはダメなんです。
犯罪者は国政から退場させないとダメなんです。
Xでは元農水省上級官僚の方が減反政策に関する財務省の干渉を証言した、という
投稿を見かけましたが真偽不明なのでどうかとは思いますが、大臣交代後何かが
おかしいと思ってる人が多いことは疑いようのない事実です。小売価格だけでなく
本当の意味で適正価格に落ち着かせて供給も安定させることは必要ですが、ここで
国民を欺くようでは余りに悪意のある最低の犯罪者です。くれぐれも騙されないように
しましょう。
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Posted at
2025/05/28 23:49:02
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