単に国民年金に厚生年金の積立金を『不正流用』するんだと思っていたら、なんと
禁断の領域とも言うべき遺族年金の受給可能期間を大幅に短縮するという大改悪の
法案でした。
遺族年金は万一の時に家族の生活を保障する「生命保険」としての役割も担って
います。その定義は変えていないはずなのに、その実態はこの遺族年金の給付水準を
大幅にカットする改悪が含まれているそうです。現行制度では(主に)夫に先立たれた
時30歳以上だった妻(18歳未満の子供がいない場合)には、夫の厚生年金の
4分の3が遺族厚生年金として生涯貰えることが保証されていました。
ところが今回の法案では受給期間を『原則5年』へと大幅に短縮する内容が含まれて
います。段階的に60歳未満の妻は遺族年金を5年間しかもらえなくなるという
極悪非道としか思えない大改悪を提案しているわけです。生涯保証から5年限定ですよ。
ニュースの見出しでさえ「2336万円もらえるはずが365万円に」となっており、
文字通り桁違いの減額になってしまいます。これではただでさえ自殺者が多い日本では
致命的な家計の収支バランスを崩す結果になります。どうして国民年金の底上げの
話から遺族年金を改悪する発想になるのか理解できませんが、どさくさ紛れも
いい加減にして欲しいですね。この大改悪の法案を提案した自民・公明・立憲の
3党の責任は極めて重大です。100年安心の年金制度とさんざん謳っておきながら
反社組織でもやらない程の世紀の大改悪です。
横道にそれますが今日本の1割以上の自動車が任意保険に加入してないというデータも
あります。この未加入車から被害を受ければ実質的に自賠責保険しか支払われず、
最大4000万円なので、年齢や条件に依りますが全く見合わないことになるので、
交通事故でも今回の法案が通ってしまえばその影響は甚大です。
馬鹿も休み休みに言えって感じですね。この極悪3党に投票する人は、家族の
ことも切って捨てることに同意することになります。報道でも大々的にこの改悪
内容を周知すべきと思いますがそれもしないんでしょうね。日本終わってるわー。
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Posted at
2025/05/29 16:41:58