2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた報道によって一気に知名度が上がった、
岡山県倉敷市真備地区で水没していたフェアレディZが7年ぶりに復活したという
ニュースです。
実はこの車は交通事故で亡くなった長男の形見で、豪雨の際水没したのですが、
なんと7年もの時を経て見事蘇りました。27年前に交通事故で亡くなった息子さんの
Zをご両親が形見として大切に保管していたそうですが、豪雨の際に水没して
しまいました。それを災害ボランティアで訪れていた学生が見つけたことが
きっかけで、復活プロジェクトがスタートしたそうです。
実際に修復を手がけたのは京都府の日産京都自動車大学校です。2021年の秋から
約3年半をかけ60人余りの学生が部品の修理や交換などを繰り返した結果、息子さん
の墓前でエンジンを始動することに成功しました。今後はご両親が保管場所である
実家のガレージを地域の方の憩いの場として提供することを検討するそうです。
最近はマ備蓄在住の方だけでなく新たに移住してカフェやレーメン屋を新規で
オープンする方も増え確実に復興の勢いを感じますが心の傷まで踏み込んだ本当の
意味の復興はなかなか難しいと思います。それでも能登地方のように完全放置される
よりは格段にマシだと感じますが、このようなニュースを聞くと本当に安心できます。
真備地区は今住んでるところからも実家からもそう遠くない距離なので、機会が
あればこのZを一度でもいいので見せていただくことができれば良いと思います。
ご両親にアクセスできるかどうかわかりませんが、こういった草の根と呼ぶのが
ふさわしい交流こそが真の復興だと思います。能登地方の復興に関して財務省が
圧倒的批判で集中砲火を浴びた「今後の復旧・復興にあたっては、維持管理コストを
念頭に置き、住民の方々の意向を踏まえつつ、集約的なまちづくりやインフラ整備の
在り方も含めて、十分な検討が必要」という狂気の発言がありましたが、今回の
報道を聞いて(そもそも興味すら持ってないかもしれませが)どのように感じたか
ぜひインタビューして欲しいですね。
コストだけでは語れない精神文化は間違いなくあるんです。税金は正しく収めて
いるのにどんな理屈でこのような暴言を吐いたのかわかりませんが人間の活動は
全て心があってのものなので、その心すら理解できない無能公務員は既に自らの
存在を否定することに他ならないので、無能を通り越して害悪なんです。
分かってんのかなー。
※リンクで貼った記事ではご両親の苗字まで書かれていますが意図的に伏せてます。
Posted at 2025/06/05 23:10:56 | |
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