2024年10月24日
新SoCの『Snapdragon 8 Elite』は、なんと8年間のソフトウェアサポートを
約束したようです。組込系では異例と言ってもいい長さではないでしょうか?
Appleの6年間のアップデートポリシーを超えることになり、事実上最長の
ライフサイクルを約束したSoCになります。
AnTuTuスコアが300万点を超えるという報道もあり、その性能は確かに凄い
ですがソフトウェアサポートが8年続くことは現実的には無いんじゃないかって
位長いです。スマホ向けだとすると、SoCがサポートしててもバッテリーの
供給が終わってしまって意味がないのでは?
発表したってことは搭載製品が出るタイミングだろうと思いましたが、一番手は
Xiaomi 15シリーズになりそうですね。AndroidOSもここまで長い間SoCを
サポートして来た歴史はないはずで、Googleが本当にサポートできるのか
見ものだと思っています。
Googleの中枢の人は本当に8年間のサポートを約束したのかもしれませんが、
実際にソースコードを書いている人は果たしてどうなんでしょう?ちゃんと
意識してソースコードを書くのでしょうか?私が関わったのはGingerbreadから
Honeycombの間がメインでしたが、リリースされる度に訳の分からない処理が
入るし、そもそもコメントが全く無いしで、契約上QAは可能でしたがインドや
中国の会社が多いため英語でスラングが飛び交い全く意味をなさないものでした。
今振り返るとGoogleとしてはソース統合の時期で、余計変動要因が多かった
のかも知れませんが携帯会社のパケットプランの上限が厳しい時代でもあり、
通信料金は重要問題だったので、今時のように毎月アップデートがかかるなんて
絶対に許されないという事情もあり、構造的に板挟みになってかなり辛い時代でした。
製品のライフサイクルが長くなることは大賛成ですが、SoCだけが先行してる
ような感じが強いので、ちょっと昔のことを思い出しました。
それにしてもクアルコムは勢いありますね。このままIntelも本当に買収したりして。
Posted at 2024/10/24 23:34:05 | |
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