2025年10月08日
万博に行った方が思い出や記念になってるのはとてもいいことだと思います。
ただ、ここ最近数百億単位で黒字化って報道され始めているので、当初
指摘されていた莫大な万博関連予算との関係が理解できなくなってます。
見出しの最後の方にこっそり建設費除く、と付けてる報道機関もあったりしますが
協会が発表する『運営費』だけを基準に黒字化だー!って思ってるとしたら、
いくら何でも無責任すぎるのではないでしょうか?最近あまりネタにはしませんが、
注目している小倉健一さんの以前の記事では万博関連予算は13兆円となってます。
これは計画以前の調査や申請に関わる費用から始まり、インフラ整備やアクセス向上
などを含めた、本当に大阪の地で万博を開催するためにかかった総額です。
この費用を会期中だけで黒字化するには一日あたり942万人の入場者数が必要と
試算を発表されていました。
運営予算がどこからどこまでを予算とみなしてるのか知りませんけど、浅知恵
過ぎて泣けてきそうです。いくらなんでもご都合主義にも程があります。
これでは印象操作どころか嘘に近いとさえ感じますね。花博跡の建物は会期終了後
早々に雨漏りがひどすぎて使い物にならないから閉館したものの、解体費は無いから
放置、っていう情けない状態なのに、今後も発生する維持管理費や目玉と言いながら
日本の材料だけではなかった大屋根リングの解体費も必要な筈ですが、それは
果たして運営費に入っているのでしょうか?
入ってないとしたら一体誰か負担するのか?って気になりますね、私は。
本当に黒字化黒字化って報道して良いものでしょうか?
東京オリンピック後の晴海フラッグなんて最初のうちは人気もあり高値で売れた
ようですが、3分の1を中国人が占めるとまで言われるまでになってしまい、
それが今ではもう興味が他のエリアに移って転売が始まっているという有り様です。
日本人は物価高に苦しんでても外国から見れば格安物件にしか見えない状況も
どうかと思いますが、税金を注ぎ込みまくった成果だとは思えない有り様ですね。
Posted at 2025/10/08 13:28:14 | |
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