そうなんです、ともかく依頼が多いんです。
経験された方なら同じように感じる方はきっと多いと思います。
ただでさえ高齢化で町内の役員すらやる人が減ってしまい、その上他の組織の
役員もやってほしいという依頼が上位組織の方にはたくさん来てると聞いてます。
〇〇委員が付く物が多いのですが、調べてみると主に昭和時代から続いており
歴史があるものがほとんどなんですが、逆説的に言えば存在意義や発足当時の
状況が変化しているのに、そういった事情は考慮しないまま人だけ交代するから
惰性で続いているものが多いようにも感じます。その結果どこも役員のなり手
不足になってますます残りやすいコミュニティである町内会への依頼が増える、
という構図だと思います。
少し前に見たニュースで東京都の町内会組織率が5割を切ったそうです。集合住宅では
管理会社がサービスでいろんなことをやってくれるから町内会の必要性も無くなる
ので減るのでしょう。岡山はまだ7割はあるようですが、すぐ近くの新住宅エリアは
最初から町内会はつくらない前提で入居者を募集したそうです。
夫婦共働きが当たり前の時代になったことの影響も大きいと思いますし、休日
だけでなく平日にも会議に出ないといけなかったり、突然通知されるイベントに
駆り出されたりすることも多いと思います。基本的に上意下達で決定事項だけが
連絡されるので、こちらの都合を調整できる機会がありません。幸いこのニュース
のように空き家調査は依頼されたことはありませんが、回覧の内容でも意味を
全く理解しないまま回せ回せと急かされたり、疑問だけでなく回覧すると問題に
なる点を報告しても聞いてもらえない事が多いです。
こんな有り様だから町内会なんて面倒、やりたくないと思う人が増えて町内会自体
が減った理由の一つになってるように思えます。また世話役になる人がどうしても
高齢で、今では当たり前になった個人情報への配慮や文書管理の観点が無いことも
問題でしょう。少しずつでも意見を言って、できることは変えていく工夫が必要
だと思います。小さなコミュニティで、それこそ災害が起きたりすれば必要な面も
あると思うのでこのニュースの会長さんを見習って小さくても変化を作りたいと
思います。
Posted at 2025/10/10 13:55:52 | |
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