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いくらなんでも異常な状態です。小売価格なので仕入価格との関連という観点で
みても、変動相場の色合いが強すぎるパーツが増えてきました。円安なので
価格が上がるの避けられないとしても、SSDやメモリの上昇具合は酷いですね。

欲しいけど買えないので見てるだけですが、DDR5メモリの32GB✕2枚組は
たった１日で2000円上がるなんてこともザラで、人気メーカーともなれば
上げ幅が2000円さえ超える範囲になってしまいました。もう株価なみの状況です。
買ったのに販売店都合でキャンセルされるだけまだしも、キャンセルされたのに
クレカの引き落としだけは実行された、などと悲痛な叫びも見つかります。

企業向けでもこの自体は深刻で、年度末に向けて下がることはないだろうから
買い控えもありそうですね。Windows11に対応してればとりあえずリース継続、
という判断も仕方のない事態だと思います。一般用途ならPCは32GB程度あれば
通常業務なら問題ないと思いますが、既に小売のパーツ価格は8万円代になりました。
いくらなんでも小売とは状況違うだろうと思ってちょっと懇意なベンダさんに
連絡すると、見積有効期間がもう30日では出せないということを聞き、驚いています。
BTOモデルもメモリ増設は出来ないように仕様変更したところもあるそうで、
影響はかなり大きい範囲になっています。

今までの商習慣さえ変わってしまうほどの価格高騰は無かったように思います。
見積の有効期間が短いと比較検討してから決定しても、稟議や社内承認などで
時間がかかれば無効になりますし、再見積をとったら安くなる可能性は皆無なので
販売側も困ると思います。部品の供給メーカーは仕入価格が上がるので値上げ
せざるを得ないでしょうから、お互い良いことはなくてもこの状態が続きそうですね。

税制上20万以下を基準に調達するところが多いと思いますが、その考え方も
見直しが必要になりそうです。税制なんて簡単には変更されないから、結局
売る側も買う側も使う側も皆困ることになります。AIバブルのせいでひどい話
ですが、このバブルが弾けるのは相当先、2年後とかになりそうなので個人的
にも頭が痛いです・・・。早く弾けて以前の値段に戻って欲しいです。

年末に向けて慌ただしくなっておりますがいかがお過ごしでしょうか？