相変わらずお米が高いと思います。ここ最近品不足は完全に解消されましたが、
報道されている5割程度値上がりしている、というニュースを見る度に、
この人たちは自分でお米を買ったことが無いんじゃないか?と疑問が湧きます。
ほぼ毎日近所のスーパーに行きますが、しばらく10キロ入りの商品が並んだのを
見ていません。しかも5キロで3280円以上になってます。この値段は去年
までの10キロと変わりません。どう考えても価格は2倍になってるはずですが
どうしてニュースでは5割増しとか、30~40%値上がりと報道されるので
しょうか?
関連情報URLに農林水産省発表の『令和6年度 米の流通状況等について』の
記事を貼ってますが、長々纏められた資料はたくさんあるものの、価格に関して
触れているのはPDF資料中に限られています。そのPDF資料の中にも実際の
小売価格を集計したデータは全く無いです。検索エンジン等で引っかかるのを
ガードし、意識的に消費者とはかけ離れた数字を追っているとしか思えません。
その中でも気になったのは、以下の記載です。
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○令和6年産米の令和6年10月までの年産平均価格23,191円/60kgは、出荷
業者と卸売業者等の間の取引価格としては、平成5年産の23,607円/60kg
に次ぐ価格
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これでは、生産者の方が受け取るお金が去年より下がっている、ということを
表していると思います。60キロあたり500円近く下がっているのに、
どうして消費者が実際に買う価格が倍にまでなってしまうのでしょうか?
間違いなく流通段階で上がってるので、この価格上昇で美味しい利益を得ている
のは誰なんでしょう???
関係団体として挙がっている2つの団体がありますが、このサイトでも資料は
PDF資料に限定されており、ダイレクトに小売価格を集計したデータは確認
できませんでした。
【関連団体】
・全国米穀販売事業共済協同組合
・米穀安定供給確保支援機構
お米は日本の主食なので、食費における影響は大きいはずです。海外への輸出が
過去最大とか、未だに備蓄米としての確保があるとか、毎年海外から一定量
輸入し続けているとか、私には理解できないことが多すぎます。
高齢化が進みすぎて離農される方も多いと聞きますし、生産量が上がる要因は
どこにも無いと思うので、このまま値段は上がり続けるんですかね?
農業は国策として保護する、という方針を明確に打ち出している国も増えたと
思いますが、農林水産省が何をめざしているのかさっぱり分かりません。
SNSでは財務省やこども家庭庁は不要だという投稿を目にしますが、農林水産省
はあまり見かけないです。でも実は一番生活に密着していると思うので、長期的
視野に立って国内の農業を保護できるような省として機能してもらいたいです。
話が飛んでしまいますが日本は派遣会社の数が世界一になってしまってます。
目的は労働の自由化だったのに、結果的には労働者の賃金を搾取するだけの
位置づけで、労働者の賃金低下と長期雇用を阻害しているだけの存在です。
これはお米の生産者が小売価格上昇の利益を享受できてないのと同じ構造です。
他人事のように失われた30年と言ってますが、間違いなく人災であり政府の
失策が原因です。この状態でも利益を享受しているのが、一部の企業・団体に
限定されているのが日本の問題だと思います。
この現状では、国民民主党やれいわ新選組の議席が増えるのも当たり前だと
思います。この調子だと衆議院に続いて参院選でも自公政権は惨敗するでしょうね。
その時が来るのが楽しみです。
Posted at 2024/11/30 23:03:22 | |
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