みなさま、ご無沙汰しております。
まずは、ご報告。
娘の「あかり」が退院しました!!☆
うれしいです!
昨年の12/29に誕生して、63日目の3/1に退院となりました。
あかりに関する過去ログ
13/01/06 【ご報告】家族が増えました
13/01/25 寒中お見舞い申し上げます
【あかり誕生の状況】
12/12/29 [在胎40週5日]
・陣痛が来たため産院待機(9時頃)。
・「あかり」の心拍異常を確認。即帝王切開(19時頃)。
・泣く事ができず。
・心拍停止(50分後に心拍回復)。
・産院近くの病院を中継し、総合周産期母子医療センター(<県立こども病院)に転送。
・NICU(新生児集中治療室)で状態の確認・処置開始。
・ドクターより状態の説明を受ける(翌日4時頃)
[こども病院]
【病名】(入院から退院まで)
・重症新生児仮死
・低酸素性虚血性脳症
・多臓器不全(心不全、急性尿細管壊死)
・肺出血
・細菌感染症
・胎便吸引症候群
・気胸
・新生児蔓延性肺高血圧症
・播種性血管内凝固
・高血圧
【対処】
・低体温療法
・気管挿管
・人工呼吸管理
・輸液
・鎮静薬
等など
病名の説明を受けた時は、さすがにクラッときました。
病名に重症ってついてるし。
人工呼吸器ついてるし。
輸液の薬は11本もあるし。
説明は怖い事しか言われないし。
[輸液11本]
頭上3本+足元8本
まずは、持ちこたえてくれるかどうか。
持ちこたえた後は身体が動くかどうか。
人工呼吸が外れて自発呼吸ができるようになるのか。
脳へのダメージはどれほどか。
という状態。
ドクターも入院期間、回復の予想がつかず。
自分は年単位の入院治療を覚悟しました。
何かあった時に連絡が受けられるように、携帯は常にフル充電。
着信、メール受信でバイブ機能により振動すると、ビクッとして心拍が上昇。
関係ない着信、メールでホッと安心。
仕事中も気が気ではありません(笑)
途中、感染の値(白血球、CRP)が上昇して数種類の抗菌薬を使用するも改善されず、
これが効かなかったら後が無いという状態になりました。
幸い、薬のおかげが別の影響か分かりませんが感染の値が下がってきて一安心。
腎臓の数値も悪く、尿は真っ赤。
最初は尿自体が極わずかしか出ませんでした。
そんな満身創痍の「あかり」。
鎮静剤で眠っている状態ですが、ある日は目を開け、ある日は手を動かし、ある日は足を動かし。
わずかな良化の兆しを感じるたび、自分や家族はお祭り騒ぎ(笑)
希望の灯をともしてくれました。
[あかり目を開ける]
状態が安定してきて、薬の数が徐々に減り。
真っ赤だった尿も次第に黄色く変化してきて。
鎮静剤を止めた時には元気に手足をバタつかせ。
虚ろだった瞳も、はっきり何かを追うように動き。
人工呼吸機を外したら泣き声が聞けるようになり。
生きているという事を何度も実感しました。
生命力というのは、ほんとうにすごい。
約1か月間のNICU(新生児集中治療室)を経て、併設されているGCU(新生児治療回復室)に移動。
GCUには重篤な状態を脱して安定してきた赤ちゃんが生活しています。
回復の経過観察と、主にこれから一緒に生活する家族のために直母や哺乳、沐浴などの練習・支援を行います。
[元気になった]
そして、いよいよ退院。
医師から状態についての説明を受けます。
出生時の状態。
処置の内容。
現在の状態。
今後起こりうる症状。
リハビリについて。
ドクターの所感(書面)
「出生時のことを考えると、あかりちゃんが今の状態まで回復したのは奇跡に近いですし、あかりちゃんの生命力という他ありません。」
うるっときました。
がんばったね、あかり。
[退院]
体力面、精神面を支えてくれた家族。
あかりを何とか救おうと夜を徹して治療・管理をしてくれたドクターとナースの方々。
いつ行っても、明るく、うれしそうに「あかり」の様子を教えてくれました。
結構重苦しい場所と思い込んでいましたが、ドクターやナース、面会に来られている方々含め明るい雰囲気で、こちらも明るい気分になれました。
そして、応援いただいたみなさま。
ほんとうに多くの方々に体力的・精神的に支えられていたなと思います。
ありがとうございました。
あ、あと病院までの道を雨の日も雪の日も安全に運んでくれたエボさん、ありがとう。
燃費が良ければ110点満点だね。
惜しくも100点(笑)
[エボ2台]
さて、あかりに関するブログは退院を機に今回で終了の予定です。
次からは今まで通りの車がらみのブログに戻る予定。
ちなみに、エボを降りるとか、2台を1台にするとかの発想はないので、当面は周囲からの圧力に耐える所存です。
一層の財政難の対策は・・・まずは食費でも削ろうかな?(笑)
最後に
産んでくれてありがとう。奥様。
産まれてくれてありがとう。あかり。
ちょっと大変なスタートだったけど、楽しい思い出を増やしていきましょう。
いつか、産まれてよかったと「あかり」が思ってくれると、うれしいな。
Posted at 2013/03/03 00:37:58 | |
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