伊勢志摩ライナーリベンジ編(何が?)
先日の近鉄特急紹介ブログ、一つ思い残しがあった。
【リンク:近鉄奈良線・特急車両 】
そう、この通称(?)
伊勢海老ライナー、見かけたことはあれど、
撮影するには至っていないのが現状。何故か?
1.奈良線内(奈良~西大寺)での運用が少ない→平日4本・休日3本
2.6編成のうち伊勢海老(赤色)は3編成→確率半分
3.運用時間が微妙→早朝・朝・夕方など写真に収めにくい
ま、
1編成しかない・
ダイヤ不明な100周年ラッピング電車に比べれば、
時間さえ都合できれば何てことない訳ではあるが・・・。
梅雨入りしたものの、雨雲失せて、空冴えわたる今のうちに・・・と再チャレンジ。
(※ここから話は少しさかのぼります※)
朝の澄んだ空気に意気揚々と
いつもの撮影ポイント・・・へは行かない。
モロに逆光なんですよねぇ・・・。
日中はいい塩梅の日当たりなのだけれど、早朝~10時くらいまではこの有様。
いくら撮りやすいからといって、コレではねぇ。仕方なくあたりを右往左往。
じゃあこの裏側(線路はさんで向こう側)に行けばバッチリなんじゃ?
夏草に 駆けゆく列車の 見えぬなり
※黒柳召波 『春泥句集』 【夏草に 狩り入る犬の 見えぬなり】より
草伸びゆくのHAEEEEEEE!!!うん、見えない。こらアカン・・・。移動。
延々と続く夏草の絨毯・・・というより、
海。海だよコレは!(海未「私ですが?」)
十戒よろしく草の海を割るように不意に現れた空間。踏み切りである。
旧約聖書に習い(?)そこでカメラを構えてみる。神に祈りはしてないけど。
うん・・・いやね?コレはコレで面白いけどね?違うんだよなぁ・・・。
神は居なかった!!かどうかはさておき、更に移動。
綺麗な舗装路は歩道に変わり、やがて獣道に。
高校時代酷使して未だに頑張ってくれるオリーブ・メタリックのママチャリに鞭打ち、
砂利草道を突進することしばらく。おお、ここなら!?と思しきポイントを発見。
うまい具合に草の茂みが少ない。障害物もあまりない。
でも時間もない!
数本練習した後、アーバンライナーと伊勢志摩ライナー(黄色)を収めた。
(※ここまでが回想※)
先日の要領でポイントへ行き、カメラを構えて目的の列車を待つ。
まずは難波送り込みの阪奈特急・
アーバンライナー。
ハァ~、やっぱりアーバンはカッコよろしいなぁ~。
ウットリ///
ってボケッとしてたらダメ!すぐに伊勢志摩ライナーがやってくる。
確率は1/2。
どないや!?
ドーモ。イセシマライナー=サン。オハヨウゴザイマス。
イナズマめいて走る雄姿、イカツイ。実際イカツイ。
1本目は黄色いタイプ。うん、まーそんな気はしてたよ。でもいいんだ。
伊勢海老はあくまでイレギュラー。
伊勢志摩ライナーはやっぱコレだね!
その後、通勤車やらその他特急を撮りつつ新たなスポットを求めて移動。
引きの構図で撮ろうかなと線路から離れた場所にいいところを発見。
カメラを構えようとして・・・アレ!?
何か赤いのが来る・・・!
ダイヤ上まだのはずなんだけど・・・?ああ撮らなきゃ!!
アイエエエエ!?伊勢海老!?伊勢海老ナンデ!?
まさにそれはリゾートめいて海へと誘う海産物めいた様相!
晴れたお日様の元、蒼い草の海に映えるソレは
想像以上に赤かった。
・・・さっき伊勢志摩ライナーは黄色がジャスティス!って言ったけどさ・・・。
こっちも良いな。
伊勢海老とか言ったけど、カッコいいぞコレ。
伊勢海老だけど。
設定も場所どりもまだだったのにソコソコ映ってて感動。運がいいぜ。
引きはコレでOK。さっきの場所に戻って折り返し運用を狙う。
無事、ソコソコの写真を撮ることができて一安心。
これで奈良線の車両はコンプリート・・・出来てないんだよナァ。
団体専用列車や電動貨車はともかく、一つ撮り逃していた。何か?
【リンク:近鉄奈良線車両その①】
8800系。2編成しかないの。(4両編成×2本)
いやね、中身(機器類)はともかく見た目は一緒なんだよ?
同じ様な写真はって何になるのさ?うん、ごもっとも。でもやっぱり心残り・・・。
・8800系
抵抗制御だったそれまでの8000系列を界磁位相制御に改良したもの。
この形式をもってしてタヌキ顔・・・もとい、丸みを帯びたスタイルの終焉となる。
伊勢海老待ってたときに撮ったものを
あとで確認したら撮れてました、8800系。
・・・ね?見ても違いがわかんないでしょ?私もわからんです、ハイ。
時間や位置取り、構図、ピント合わせ・・・写真ってホント難しいね・・・。
でもその分、やりがいというか、上手く撮れた時の喜びはある。
またボチボチ撮りに行ってみよう。夏場はちょっと・・・うん。干からびるねコリャ。
【オ マ ケ】
伊勢海老の引きの写真撮って満足してたら、60歳位のおじ様に話しかけられた。
オ「こんにちわぁ。何を、撮ってはるんですか?鳥ですか?」
私「ああどうも、いえね、電車、電車撮ってるんです。」
オ「ああ~、そうですかぁ。てっきり野鳥撮ってはるもんかと。」
そこからしばし世間話。どうやら平城宮跡に来られた方らしい。
話もソコソコに別れて見送って、気付く。「!!伊勢海老の折り返しの時間!!」
あわてて元のポイントに戻り、セーフ。危ない危ない。
どうにも世間話してると時を忘れるね。楽しいととりわけ。
ニコニコと笑顔がまぶしいおじ様に出会えた日でありましたとさ。
てっきり文句でも言われるのかと冷や冷やしたのはナイショ・・・。
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Posted at
2014/06/09 18:16:26