• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ふりくしょんのブログ一覧

2011年07月31日 イイね!

わたし・・・初めてなの・・・///

「免許取ろうと思うねんけど、AT限定免許でもええよな?困らんよな?」

数年前知人に言われた一言。
まぁ困ることはほぼ無いでしょうな。
ドライバー系の仕事ならともかく、普通に生活する分には。

ただ、僕にはAT限定免許というものがちょっと理解できないのです。

たかだか1・2万円の差で、なぜわざわざ「限定」免許を取るのか?
万が一MT車を運転しなければならない状況があるかもしれない。

AT限定免許やAT車を否定する気はありません
のであしからず。※
福祉車両等、AT車で無ければ運転できない方もいらっしゃるでしょうし、
運転できる可能性を広げるという意味で、
MT車では成し得ないことでしょう。
まぁ今はそういうことはおいといて。
MT免許を取れるのに取らないという状況においての話です。


で、僕は「困りはせんやろうけど、何でわざわざ限定取るん?」と聞きました。

知人:「いや、MT車とか難しそうやから。オートマやと簡単やん?」


楽だからAT限定。つまり車の運転=面倒なこと、という解釈なのでしょう。
そういわれるともう反論というか、何も言うことはできませんよね。

確かに、MT車は初めての人にとっては動かすのも大変。
クラッチ操作・ギアチェンジというAT車には無い操作に気を使わなくてはいけない。
運転に集中できるという意味ではAT車のほうが安全といえるかもしれない。

じゃあMT免許(あえてこう言いますね)の意味は無いのか?
AT限定免許のほうが時代にあったスマートなものなのか?

効率から言えばそうなのかもしれません。

でも。


でもですよ。

初めて車に乗り込み。

エンジンをかけて。

クラッチを踏んでギアを入れ。

アクセル踏んで恐る恐る左足を上げていく。

そして、スッと車が動き出す。

「動いた!!」

大なり小なり、どんな人でもうれしいものです。

車を動かしている。そう実感できる瞬間ですよね。


 
ではAT車。

エンジンかけて、Dに入れたらもう動き出す。
実に簡単でわかりやすく効率的。

 
でも。


初めて車を動かすという儀式(?)としては、 
何かこう、ものすごくつまんなくないですか?


感動します?動かしてる~って実感します?


 
感動といえば大げさですけど、そういう喜びが無い初体験。
すごくもったいない気がするんですよね。

 
現実問題、MT免許をとってもMT車に乗る人はほとんどいないでしょう。
むしろAT限定免許のほうがAT車に慣れているから安全かもしれない。


でもね。


運転が面倒と思ってる人にこそ、
MT免許を取ってもらいたい。


初めはエンストしたり、ギア入れそこなったり、坂道のたびに緊張することもあるでしょう。
でも、それを乗り越えて、
スムーズに動かせたときの喜び。達成感。満足感。

ギアを変えるたびに感じる「動かしてるな」という実感。

そういうの全部ひっくるめて「車が好きになるプロセス」なんじゃないでしょうか?

普通の車でも軽トラックでもいい。
非力なMT車でこきこきギアを変えてエッホエッホと山道を登る楽しみ。
回転合わせやヒールアンドトーが決まったときの自己満足。
(僕は未だにへたくそですけど・・・)

どんな人でも、「面倒」とは思っても、「嫌い」って人はいないと思うんですよね。

初心者のうちから
アクセル踏みゃ動く。片手でラクチン。イス倒してクルコンで足も要らない。
それで車が好きになりますか?愛情もてますか?

くどいほど言いますが、
AT車・限定免許・クルコン等々、
諸々何かを否定する気は一切ありません。

MTを面倒だとか、食わず嫌いするのはもったいないな、と言う話。
僕はどんな車も好き。
古いアナログ車にも興味があるし、
ハイテク満載の最新型にも乗ってみたい。
CVTの滑らかさと走行性能・燃費性能の高さは知っているし、
多段ATの滑らかさに舌を巻いたこともあります。
少なくとも車に関して何かを否定することはありませんので。
AT車はAT車なりの楽しみ方がたくさんありますし、
そういう乗り方が似合ってる車だってたくさんあるわけで。
その中には僕が「これ欲しいなぁ!」と思う車もたくさんたくさんあります。

でも、それだけじゃない。
 
アナログかもしれない。
時代遅れかもしれない。
それだからこそ楽しめる、車の世界だってあるんだということを、
若い人に知ってもらいたいなぁと。

感動の無い初体験。
それも昨今の車離れの要因の一つではないでしょうか?
Posted at 2011/07/31 09:07:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2011年07月26日 イイね!

餅は餅屋というけれど。

VWのTSIにフィアットのツインエア。
欧州ではエコとあいまって狂ったように(失礼)エンジンのダウンサイジングが叫ばれております。
BMWも5シリーズに4気筒ターボディーゼルを搭載と言い出す始末。
シーマやセルシオに4気筒積むようなもんです。いや凄い。

で、最近イケイケのフィアットが、
新たに3種類の2気筒エンジンを開発中と言うニュース。
http://response.jp/article/2011/07/25/159907.html

いやぁ、2気筒。凄いねぇ。
動画でしか見たこと無いけど、
「バルル~ン!バララララ」とバイクのようなサウンドで走っていく、
フィアット500ツインエアはホント個性的で気になる存在です。


そういえば昔家にあったマツダの軽トラ。(ニューポーターキャブ)
550ccの二気筒エンジンでした。

マツダですがエンジンは三菱のバルカンエンジンというものらしく。
「バルルル・・・ひゅおーん」というなんともまぁかわいらしい音で。
80km/hで「プーップーップーッ」という安っぽい警告ブザーが鳴り響く。
でも普通に走る分には全く問題ないかわいい頑張り屋さんでした。

 
ところで国産は?と見渡してみれば。
コンパクトカーではパッソ・ブーン・ヴィッツ・iQ等に積まれる3気筒と、
日産が新型の1200cc3気筒を出してきた。

スーパーチャージャー仕様も出るらしい。 
軽は昔は2気筒だったわけだし、
近年では3気筒が主流となり、性能進化が著しい。

昔からインタークーラーターボにスーパーチャージャーと加給もバッチリ。
2500ccでもV6から直4に変わってきているし、
日産の2000cc直四ターボディーゼルも出てきた。(ルノー製だそうですけど)
ツインチャージャーだって昔K11マーチでやってたことだし、
700ccで120馬力なんて化け物エンジンのストーリアだってあった。

そう。日本はこういう分野に凄く強いはず!
というかお家芸なんじゃないでしょうか?
別に欧州のトレンドに乗れとはいいません。
レクサスやインフィニティ、スバルやホンダ等、
日本車はアメリカで売れていることを考えれば、
大排気量化が進むのもわかります。
なにせ向こうじゃ「V8がない?とんだ安車だ!」と言われるそうな。

でも。
あのフォードが
 「ダウンサイジングだ!次のマスタングは4気筒だ!」
なんて言い出したんですよこれが。
「エコブースト」という4気筒エンジンを積極投入しているようで、
欧州向けにこういう措置がとられるそうです。
まぁ相変わらず本国じゃぁV8なんだそうで、
アメリカでダウンサイジングがはやるとは思えませんが・・・。

っつーことで。

国産メーカーはVWやBMW、フィアットなどの欧州メーカーに、
小粒でピリリと辛いエンジンを載せてアッと言わせて欲しいなぁと。
直四+HVでもいい。むしろディーゼルHVで!
欧州では韓国や東南アジアのメーカーの車が伸びてきており、
普通の3気筒じゃ埋没してしまいそう。値段じゃ勝てないだろうし。
ココは一つ、軽やコンパクトで磨いた小型エンジン技術で、
殴り込みをかけてもらいたいものですね。
Posted at 2011/07/26 18:33:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外メーカー | 日記
2011年07月25日 イイね!

5>3とは限らないのでは?

先日、次期スイフトスポーツに関するニュースが。
 http://response.jp/article/2011/07/18/159573.html
何でも2012年初頭にリリースされるとか。
随分待たせてくれますねスズキさん。

ジュネーブモーターショーに出展されていたスイフトSコンセプト。
もう完全に市販型とおぼしき完成度だったので、
 今年中には出るかなと思っていたのですが。

http://response.jp/article/2011/03/02/152630.html
震災の影響もあったのかもしれませんね。シカタナイ。


それにしても18インチホイールですか。
「ま~随分と見ないうちに立派になってぇ!!」
と、親戚のおばちゃんのようなことを言ってみる。
(これの元ネタがわかった人。すごくマニアックな人です。)

「泣く子も黙る79万8千円!!」からえらい変わりようで。
軽の拡大版と揶揄された初代スイフトですが、
スイフトスポーツも初代からあったわけで。
930kgの軽量ボディに1500ccのハイオク仕様。
3ドア・5MTのみという硬派っぷり。
発売された高校当時、
「これは・・・いいものだ!!」とTVK(こちらではKBS)で放映されていた、
新車情報という番組を見て胸をときめかせておりました。

キャスターの三本和彦氏が
「若い人も手軽に楽しめるスポーツだ」
というようなことを仰っていたと記憶しています。

新車情報。終わってしまいましたね。
シンプルかつユーザー目線のレポートで、
開発責任者をスタジオに招きズバズバと突っ込みを入れる。
いやはやいい番組でした。

後継番組もあるそうなのですが、残念ながら視聴にいたっておりません。

話がそれましたね。

二代目スイフトは今や皆が認める名車でしょう。
「安いが華がないスズキの小型車」から一転。
走りが良くデザインもモダンでおしゃれ。
出た当時「どっかのOEMじゃねぇの!?」と本気で疑ったくらい。
スイフトスポーツも人気で街中でもサーキットでも結構見かけますね。
イメージカラーの黄色がとても映えてカッコイイ。



でもね。


でもですよ。


 
5ドアしかないじゃないですか!!!!



僕は3ドアハッチが大好きなのです。

そりゃ日本じゃ売れないから仕方ないです。
ドアがでかいから駐車場で困るし、何より乗り降りしにくい。
子供がいらっしゃるユーザーならチャイルドシート等無理がある。

それでも僕はやってない!


ではなく!


それでも僕は3ドアが好きなんです。

国産コンパクトだって欧州仕様には3ドアがちゃんとあるんです。

・スイフト3ドア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Suzuki_Swift_V_front_20100912.jpg

・スイフトスポーツ3ドア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Suzuki_Swift_Sport_(EZ)_front_20100731.jpg 

・コルト3ドア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Mitsubishi_Colt_VI_CZ3_Facelift_20090503_front.jpg
(もはや別物。日本仕様もこのデザインにすればいいのに!!)

・デミオ3ドア(マツダ3)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:2008-2010_Mazda_2_(DE)_Maxx_3-door_hatchback_01.jpg

・ヴィッツ3ドア(ヤリス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:2007-Toyota-Yaris-hatchback.jpg

そのほかマーチはK12にはあったのにK13では消滅。
新型ヴィッツも今のところ5ドアのみ。

  
 

3ドアハッチ好きの僕にとっては悲しい限りでございます。
昔は3ドアが基本だったのになぁ・・・。


因みにインド仕様のスイフトにはセダンがあったり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Maruti_Suzuki_Swift_Dzire.jpg 

台湾仕様のK11マーチにもセダンがあったり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Nissan_March_sedan_001.JPG
 
欧州仕様のコルトにはこんな珍車も。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Mitsubishi_Colt_CZC_rear_20080118.jpg 

これだけ個性的なコンパクトがあるんだから、日本でも売ればry
最近こればっかりなんで以降自重しようと思います。


【補足】
マイページでイロイロデザインとかいじってみました。
吊るしのまんまじゃつまんないしね。
でもヘッダ画像とか手持ちの写真とか良いのが無かったので、
2年ぶり(!)にSAIを起動して描いてみました。
もう描き方忘れてるよ・・・リハビリレベル。
あ、言っておきますが筋金入りのオタクですのであしからず。
Posted at 2011/07/25 06:06:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | スズキ | 日記
2011年07月23日 イイね!

ふと周りの国を見渡せば

先日セダンがどーのこーのと書きましたが。

国産メーカーも海外専売車種を見ると、
「これ日本でも売れるんじゃね?」と思う車が結構あります。

トヨタがインドで生産・販売するエティオス。
http://autos.yahoo.co.jp/ncar/photoflash/detail/mm0235/1/

デザインはやや古臭いけど、内装デザインなんか結構おしゃれ。
まぁセンターメーターは個人的にはアレだけど、
左右ハンドルに改造しやすいってのがメリットなんだろか?
サイズも5ナンバーで、同社のベルタとほぼ同じ。
ベルタは先代ヴィッツ同様個性的なデザインだけど、
良くも悪くもセッダンっぽくない。
これはティーダラティオやフィットアリアにもいえることで、
元来の「これぞセダン!」という形とはいえないですよね。
エティオスは国内販売車種よりよっぽどセダンライクなデザインだと思うのです。 


日産からは今世界一ホットな(?)市場、中国仕様のサニー。
http://response.jp/article/2010/12/22/149666.html

ベースはマーチ(K13)だそうで、内装を見てもなるほどねって感じ。

昔のサニーから考えればワンクラス下かもしれませんが、
こちらはミニ・ティアナという感じでモダンな印象。
ちょっとグリルがゴテゴテしてるけど、中国ではこういうのが受けるそうな。
日本で売る予定はないそうですが、
海外では次期ティーダセダンとして売る予定と聞きます。
何しろ現行ティーダラティオはアメリカで新車販売価格が最も安い車だそうで。
ヒュンダイのなんとかと安売り戦争を繰り広げているモデル。
次期型もその流れを汲む車なのでしょう。
1500ccで100万~というバーゲンプライス。とてもそうは見えないですね。
安くて居住性のよい流線型なセダン。
あれ?昔スズキでそんな車があったような…
ほら、リリカルなのはに出てくる男の子のry

ホンダからは、なつかしのシティ。
http://response.jp/article/2009/03/26/122311.html
つってもブルドッグ顔でもなければ、ト●ルがM3とバトルして勝ったアレでもない。
現在は販売していないフィットアリアの新型といえばわかりやすい。
フィットベースでインサイトに通ずるホンダ顔のコンパクトセダン。
フィットアリアのような無理やり感(失礼) がなく、まとまったデザイン。

リアの処理がもうちょっと何とかならんかったのかとは思うけど、
これまたセダンライクで先代アコードのようなシャープさもありますね。
三台の中では一番好きかも。

こうしてみると、あるじゃないですか。
5ナンバーサイズで魅力的なセダン。

ザ・セダンなデザインのエティオス。
モダンでコストに優れたサニー。
若向けでシャープなシティ。
  

住み分けも出来ていて、突っ込み所も特に無い気がするのですが。
そりゃ日本でバカ売れはしないでしょうが、
ほしいと思う方も結構いらっしゃるのではないでしょうかね。
 
コスト削減もいいけれど、メーカー自ら言い訳をして、
マーケットをつぶしているような気がしてなりません。


【オマケ】
 
セダンじゃないけど、こんなハッチバックも。
トヨタ・マトリックス
http://autoc-one.jp/toyota/report-633502/

カローラベースだそうで、オーリスやブレイドのような車だそうで。
なかなかカッコイイじゃありませんか。
オーリスはちょっとデザインがおとなしすぎるし、
ブレイドは派手すぎるというか。
僕的にはこのマトリックス、おおいにアリだと思うのです。
内装も安っぽいけど若向けのデザインでこれまたよろしい。
これは日本でも結構受けるんじゃないでしょうか?

最後に日本じゃでかすぎてどうにもならんけど、
僕は現行セダン(常識的な値段内で)では一番気になる存在。
 
北米日産のマキシマ。
http://response.jp/article/2008/03/20/107214.html

ああ、マキシマかっこいいよマキシマ!
J30型も好きだったけど、それ以上だよマキシマたん!!

絶対車庫に入らない(というかたどり着けない)けど!
3.5Lだから税金高いけど!!重量税も高いけど!!
空想(妄想)するだけなら自由だよね!!!マキシマーッ!!!!!




話がそれまくりましたが、僕が言いたかったのは、

マキシマは俺の嫁!!

ではなく!!
 
海外専売車種の中には、日本の車種では失われてしまった良さも、
まだまだ残っているじゃないか!ということ。
K13マーチを見れば、品質チェックや手直し等、
輸入してまんま販売できないのはわかってる。
でも、海外向けに作ってるなら、日本でも売ってほしいですよね。
Posted at 2011/07/23 15:15:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2011年07月21日 イイね!

セダンの行く末と流れ

先日ネットでこんな記事を見つけました。

http://www.corism.com/blog/17/1339.html
 
要約すると、
「日本でセダンが不人気になったのは海外向けの車作りをしてきたからだ。
国内向けの上質なセダンを作ることがセダン復権の鍵である!」ってな具合。

なるほど、現行車種を見渡してみれば・・・
・カムリ
・レクサス各車
・スカイライン
・フーガ
・ティアナ
・アコード
・インスパイア
・レジェンド
・アクセラセダン
・アテンザセダン
・レガシィシリーズ
・キザシ

どれも日本の交通事情を考えて作られたとは思えない車たちばかり。
しかし、では国内向けのクラウンやマークXはどうか?
サイズ的には上記車種とそこまで変わらない。(車幅などはスカイラインのほうが狭い)
そういう意味では国内を考えて作られた小型セダンとなると、
国内向けのカローラ・アリオン(プレミオ)・ティーダラティオくらいしか残らない。

かたや現在の国内での主流、ミニバンはどうか。
5ナンバー枠から全幅1800mm超えのLクラスまで各社充実の華やかさ。
1500cc~3500ccまで、法律上ではほとんどの車種で7人乗れる。
広さ重視の箱型からスタイリッシュなものまでコンセプトも様々。
ステーションワゴンも吸収合併された感がある。

次にコンパクトカー。
各社ほとんど二車種以上のラインナップ。
1000ccクラスのリッターカーから背が高いミニワゴンまでこれまた様々。
取り回しのよいものと広さ至上主義のものに大別できる。

軽自動車。ダイハツとスズキの二強主義。
でも結局広さ至上主義で背が高く重くなる傾向。
下手なリッターカーより重い「軽」自動車もある本末転倒ぶり。
ただ車種は多くてこれまたよりどりみどり。


こうしてみると国内セダン市場の荒廃振りが良くわかりますね。
まさに世は世紀末!(まだあと90年くらい残ってるけど)

ただ、過去を見返してみると・・・
ディーゼル4WDがバカ売れしたり。
2ドアクーペが町中にあふれかえったり。
三菱やマツダの車がバカ売れしたり。(失礼)
80~90年代に車種が多様化し、様々な車が登場しましたよね。

その中から実用的なコンパクトとミニバンが生き残ったんじゃないかなぁと思うんですよ。



1.【バブル崩壊後のコスト削減によるセダンの質感の低下】
具体的な車種はいいませんが、90年代半ば以降の大衆セダンは何かこう・・・ね。
バブル期までの豪華絢爛・ハイテク満載から考えるとその落差が凄かったのでは?

2.【ワゴンRやムーヴなど、快適で広い軽の台頭】
「なんだこれで十分じゃないか」ってみんな思っちゃったんでしょうね。
実際乗るとそう思います。広い視界・十分広い車内・維持費の安さ。
無理して普通車を買う必要がないとユーザーに思わせた凄い車たち。

3.【バンからミニバンへ】
・プレーリー
・セレナ
・ラルゴ
・シャリオ
・ノア
・エスティマルシーダ、エミーナ
・イプサム
・ステップワゴン
貨物車というイメージが強かったバンが乗用モデルになって登場。
初期のFR・MRから乗用車ベースのFFへ。
広くて快適、四角くて見切りがよく、高い視点で運転しやすい。

4.【コンパクトカーの革命】
画期的なデザインで登場したヴィッツ。
低燃費とCVT、広い車内で平成の国民車になったフィット。
コンセプトカーのようなデザインで登場したK12マーチ。
トールコンパクトの先駆者デミオ。
今までの安くて安っぽいコンパクトカーが一変した時期ですね。
これまた「これで十分じゃないか!」と思ってしまうほどの出来。

こうしてみればセダンの人気がなくなっただけでなく、
そのほかの車たちの魅力や存在感が大きくなったゆえに、
昨今のような状況があるのではないでしょうか。

個人的に、それが悪いとは思いません。
国内の交通事情を鑑みると、これが自然な流れなのではないでしょうか?
買い物やチョイノリで信号や渋滞だらけの道をトロトロ走り。
狭い道を通って狭い駐車場に車を納め。
子供がいればチャイルドシートが必須。スライドドアも必要。

欧米のように、広くて真っ直ぐなフリーウェイを駆け抜けたり。
長い休暇を取り大陸を旅したり。
高速を200km/hで疾走するような車が日本で必要か?
世界一厳しいディーゼル規制に対応させた割高なディーゼルが普及するか?

そう考えると、日本車がコンパクトカーとミニバンだらけになるのも納得できます。


でも、それでも僕はセダンが好きです。
車といえばあの3ボックスの形。
そんなに広い車内なんて要らない。
程よい囲まれ感。低めの重心。FRならもっといい。
300万以下で買えるマークXはとてもお買い得だと思うし、
グラマラスで7ATを奢るスカイラインも魅力的。
先代レガシィB4なんて僕の理想のセダンでした。

だから、国産メーカーには是非国内セダン市場を復権させてもらいたい。
過去を振り返れば、国産メーカーだって欧州車の後追いばかりじゃない。
  
 
 
 

RAV4やCR-V、ハリアーといった昨今の乗用SUVブームの先駆者たちの登場。
  

スカイラインやインプレッサSTI、ランサーエボリューション等のハイパワー競争。

シビックやインテグラのタイプR。まるでサーキットモデルのような変態カーたち。

世界中のオープンカー復権のきっかけを作ったロードスター。

プリウスはじめHVの登場とその普及。

昨今のダウンサイジングのはるか先を行く軽自動車のテクノロジー。
 
こうしてみると日本車も十二分にエポックメーカーたる存在であり、
その力を持ってすれば、魅力的なセダンを作ることが出来るはず。

今や新車販売台数のトップに躍り出たプリウスだって、
初代は完全にイロモノ扱い。
粘り強く改良を重ね、ブランドを築いてココまで来たわけで。

すぐに結果が出なくとも、その流れを作ってやる!位の気概が欲しい。
僕はただの素人だから、
こういう車を作ればいい!なんてことは言えないしわかりません。
でも、ちょっと思ったのはやっぱり日本車はハイテクがウリなんじゃないでしょうか。
国内でこれだけHVが売れるのは、低燃費という要素だけじゃない。
未来を予感させるハイテクと、それを普通の車のように使える完成度の高さ。
そういう付加価値があるから、プリウスやインサイトを選ぶんだと思います。

単にHVにすりゃ良いとはいいません。
SAIやシビックHVはお世辞にも売れているとはいえませんし、
アメリカで売っているカムリHVもカムリの販売台数の数パーセントと聞きます。

何か付加価値を。そのセダンが欲しくなる何か。
そういうきっかけを作れば、振り向いてくれるユーザーもいるのでは?

 例えばジューク。賛否両論渦巻く珍車で、市販が決まったとき
「誰が買うんだこんなの」と言われていました。
 蓋を開ければ欧州でも国内でも予想以上の売れ行き。
 これが持続するとは到底思えませんが、
「待ってました!」と飛びついた人が事実居たわけで。

ハイテクでもデザインでもいい。
そういう「付加価値」で振り向いてもらうところから始めて、
「セダンもいいもんだ」という流れを作って欲しい。
 
リンク先の記事を見ていて、なんかこう熱くなって。
支離滅裂ですが、書きなぐってしまいました。
次の日見返して後悔するんだろうなぁ。


長々と駄文でお目汚し失礼致しました。
Posted at 2011/07/21 19:11:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

プロフィール

「@Dr.Mutti あ~、確か産経とどっかの大学が共同で作ったやつだったかと。新聞記事に載ってました。」
何シテル?   08/29 01:25
貧乏偏屈なクルマ好き。 あーだこーだとクルマの話をするのが日課。 素人が好き勝手書きなぐる落書き帖だと思って下さい。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/7 >>

     12
3456789
10111213141516
171819 20 2122 23
24 25 2627282930
31      

愛車一覧

三菱 トッポBJ わらしべくん【入手経緯的な意味で】 (三菱 トッポBJ)
軽自動車なのに異様に背が高い。 重いはずなのに意外に軽い。 135/80/R13という驚 ...
その他 自転車 その他 自転車
高校生の時、某おもちゃ屋で衝動買い。 関係あるのかないのか、とにかくラリーアート仕様。 ...

過去のブログ

2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation