この場を借りて謝りたい事がある。
既に遠い過去の出来事なので、もうとっくに時効だろう。
それでも江ノ島近辺を通る度、いつも懺悔の念に苛まれる。
狂ったナイフのような荒んだ生活を送っていた大学生時代。。。
これもそんな狂気が日常だった頃のお話。
そういう意味では、極々茶飯的な出来事だったのかもしれない。
※長文ですので斜め読みでよろしくね♪
先日も
カミングアウトしたとおり、享楽的で刹那的な快楽に身を委ねていた当時のボクでしたが、それは、やはり今日のように、夏の終わりを告げるような冷たい小雨のそぼ降る夜の出来事でした。
その晩、
バンド仲間のHクン(ベーシスト)と共に、相当したたかな量の酒を飲み、期待値以上の景気付けを知らず知らずの間に整えてしまった僕たちは、懲りることなく夜の街へと繰り出したのでした。
その日は酒を飲む事だけが当初の目的だったため、移動手段は当然クルマであるはずもありません。
足も無い上、相当に呂律も危うい状況で江ノ島くんだりに出張ったところで、素敵な時間を共に過ごすお相手に出逢うなんて、不可能事に決まってるようなものですが、正常な状況判断が出来ないところにこそ酔っ払いの存在意義はあるのです。
※謝罪しなければならない事①
茅●崎から江ノ島方面まで、歩いていくにはチト遠すぎる。。。
そこで、捨てるように駐輪していたチャリンコを2台ばかり無断拝借致しました。
ごめんなさい! г○ ペコリ
(でも酔っ払っていて記憶が朧げなので、夢だったのかもしれません。)
さ、さて。。。
何故か人目を憚るように、R134号ではなく、ビーチ沿いに併設されたサイクリングロードを蛇行運転と、転倒に次ぐ転倒を繰り返した果てに、漸く江ノ島周辺まで辿り着いた僕たち。。。
そこで何故か本来の目的
(ナンパ)をキレイサッパリ忘れ果て、現在はコンドミニアムのような住居施設になっている、元"
湘南ホテル"のあった場所にあった、"お化け屋敷"に入ろうぜ!っという話になっちゃいました。
(頭の打ち所がよほどひどかったのでしょうねぇ。。。)
それは、江ノ島に程近いR134号沿いな上、道路を挟んで隣がレッドロブスター、そのすぐまた隣近辺には、今はもう移転してしまいましたが、当時世界でNo-1の売上と集客数を誇ったというマックに取り巻かれるような、まさにリゾート天国ど真ん中と言い切れるロケーションにありながら、何故か長年放置された、広大な敷地に建てられた荒れ放題に荒れ果てたあばら家だったのですが、その事が逆に、その廃屋のお化け屋敷としての風評と真実味を、当時の僕たちに強烈に印象付けていたのでしたが。。。
周囲は喧騒に包まれた夏の夜の江ノ島近辺とは言えど、一歩敷地内に入ってしまうと、その必要以上に高く構えた頑丈そうな門扉と、敷地を取り巻くこれまた高くて頑丈そうなしつらえの塀に、外界からの騒音は遮断され、全く別の異空間に迷い込んでしまったかと錯覚するほどの静寂な闇と空間がそこに広がっています。
建物自体は豪壮な二階建ての和洋折衷様式でしたが、判るのはその程度。
お化け屋敷を探検するには乏しすぎる程の光源しか手にしていなかったのですから。。。
※謝罪しなければならない事②
お化け屋敷に入る事など想定していなかった僕たちは、近所のコンビニでローソクを買い求めようとしたのですが、生憎目的のものをを手に入られず、落胆して店を出た僕たちのポケットには、何故か買った覚えの無い100円ライターが入っていたのでした。。。
ごめんなさい! г○ ペコリ
(でも酔っ払っていて記憶が朧げなので、夢だったのかもしれません。)
さ、さて。。。
その廃屋の和室には、立てられている畳やそのまま敷かれている畳もありましたが、不用意にその上を歩こうものなら、ものの見事に根太が抜け落ち、奈落の底に転落する事必至でしょう。
それ程に朽ち果てた状態は、一見すれば判るようなものですが、何分にもいささか酔い過ぎていたようで、ボクもHクンも数回ずつ、仲良く埃まみれになってしまいました。
よくよく考えてみると、どちらかが落ちた際、もう片方を道連れにしていたのかも。。。(爆)
畳の下や、押入れの中に敷きつめられていた新聞紙の元号は"昭和二十●年"と、かなり古い物ばかりでした。
そうこうしている内に、離れへと通じる渡り廊下を発見しました。
ワクワクドキドキしながらそちらへ足を向けてみると、離れも二階建構造となっており、しかもその2階部分には、朽ち掛けたグランドピアノがあるではありませんかっ!(;`Д´)
生まれ持った僕たちの野生の音楽魂に火が点いちゃいました。
それは高校生時代に、深夜に家を抜け出しては海岸でバンドの練習(ハモリとか)をしてたという条件反射の成せた行為だったのでしょうか?
一頻り調律の狂ったピアノを叩き壊すように演奏し、がなりたてるようにシャウトを済ますと、まるで憑き物が落ちたかのように、なぜか正常な恐怖心が僕たちに覆い被さってきました。
良くは覚えてないのですが、どのようにかして、慌ててその場を後にしたことは言うまでもありません。
そんな朦朧状態で彷徨㊥、ふと目に留まったのが、当時完成したばかりのこの(↓)ホテル。
白亜半円形の形状をした瀟洒なホテルで、いつかは利用してみたいものだと思っていたものでした~(〃∇〃) てれっ☆
※謝罪しなければならない事③
茅ヶ●サイドの円状の窓が半分開いているのに気付いた僕たち。。。
しかも非常階段の近く。。。 (*´ 艸`)(´艸 `*)♪
ψ(*`ω´)ψヶーッヶヶヶ♪ っとばかり、いたずら心に火が点いちゃいました♪
迷うことなくその非常階段を、プジョー足ネコ足差し足で這い上がり、その半開きの窓を思い切り(`・ω・´)ノ彡☆バンッ!っと閉めちゃいましたー♪(。・・。)ポッ
ごめんなさい! г○ ペコリ
(でも酔っ払っていて記憶が朧げなので、夢だったのかもしれません。)
さ、さて。。。
そのように青春を謳歌しながら、相変わらずの千鳥足運転でチャリを漕ぎぃ~の、またまた目に留まった哀れなホテルが1軒。。。
もう無くなっちゃったのかな?確か"サーフサイト"って言いましたが。。。
※謝罪しなければならない事④
何故かそのホテルの周囲を徘徊する怪しすぎる影2つ。。。
すると、幅30センチ・高さ50センチほどに思える上側に蝶番のついた小窓が開いているのに気付いちゃいました。。。(。・・。)ポッ
しかも1階部分ですので、ここは迷わず2人して背負っていたデイパックを片手に持ち直し、まずはバックを中に落とし入れ、どうやったのか、その狭い窓から身体を室内に忍ばせる事に成功しちゃいました♪
そこは例えば学校とかの公共トイレ部分みたいなものだろうというのが、僕の想定だったのですが。。。
な、なななっ、なんとそこゎっ!(;`Д´)
黒いタイル張りのバスルームでしたーっ!\( ~∇~)/!!
思わずHクンと目を交わすと、何の意味あっての肯きなのか、お互いに首を立てに振り合い、Hクンのてがドアの取っ手に静かに延びていきました。
ギギギ・・・ギィ~・・・
っと、ドアの微かに軋む音がした途端、ドアの向こう側から「ぉっぉぉおお~!」「ぃやぁ~!!」っという、半ば押し殺したような悲鳴が轟き渡りました!
ごめんなさい! г○ ペコリ
(でも酔っ払っていて記憶が朧げなので、夢だったのかもしれません。)
さ、さて。。。
ここからはホントにどうやったのか、自分でも不思議でしょうがないのですが、入るときには相当苦労した筈のその狭い窓に、飛び込むように腕を前に差し出した姿勢で頭から突っ込み、地面に転げ落ちるや否や、猫のような身のこなしですぐさま立ち上がり(逃げ出す際には自分のバックのことなど忘れ果てていましたが、Hクンが窓から外へ投げ出してくれましたので、Hクンの手を取り引きずり出すようにして外へ。。。)、一目散に借り物のチャリンコのところへ逃げ戻っていました。
そこからは、とにかく2人とも激しく動転していたために、追っ手に捕まるのではないかという恐怖から一目散にチャリを漕ぎ、狭い裏道を更に狭い方へ狭い方へとひたすら逃走。。。
当時の江ノ島近辺の裏道(小田急沿線の路地)って、本当に狭かったり直角カーブが多かったりする所だったのですが、そんな所を動転して無灯火でフルスピードで逃げ惑う2人組。。。
何度も絡み合って派手な転び方をしたものでした。。。
しばらくの逃避行が続いて、ようやく落ち着いてきた頃。。。
漸く2人共、会話も交わせる程度には判断力も戻ってきたようです。
Hクンは、ボクとは全く違ったことをあの時思ったそうで、「押し入っちゃえば良かったんだよ」などという物騒な軽口を、冗談交じりに叩けるほどの回復振りと元気の良さです(笑)
そんな、スリルとサスペンスをお互い共有し合えた者同士だけに通じ合うものを感じながら通り掛った、とある街灯の光に浮かび上がったHクンのかお。。。
それは、顔面真紅に染まった、まさにお化けそのものかおでしたとさ。。。
(((((( ;゚Д゚)))))ガクブル
激しく転倒した際に、額をカチ割っただけのことみたいでした。。。(´∇`)
※謝罪しなければならない事⑤
借り物のチャリンコですが、そこから足がついたらヤヴァイってことになり、途中の川に遺棄して来ちゃいましたぁ~(;´Д`)ノ
(でも酔っ払っていて記憶が朧げなので、夢だったのかもしれません。)
※以上、今回ご紹介したお話は、勿論フィクションが大部分ですが、お化け屋敷の記載については、事実である事をお断りさせて頂きます。
※メーラーが壊れて復旧作業に追われていますぅ。。。(;´Д`)
タスケテーっ!ヾ(*ΦωΦ)ノ