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イイね!
2011年01月27日

AL4の結論。 日本における使用は 予想外の 過酷条件。207、308からは相当改良されているが。

AL4の結論。 日本における使用は 予想外の 過酷条件。207、308からは相当改良されているが。 やはり 欧州の 使い方とはかけ離れた 使用条件なのが 理解できなかったのだ。

基本、ストップ&ゴーが どうしても 日本では多い。

馬車以来の暗黙の 了解、すなわち 動いているものは なるべく止めないという かの地と
日本は 違うのである。

馬車は 馬だから 止めることが 足でブレーキを踏めば 止まるものではなかった。
止めるが 一苦労するものだ。
そういう 経験を 長い間 してきたヨーロッパでは 日本の 特に都会の渋滞は 考えられない。

そして夏。 まあ 特に去年は熱かった。

写真は あるHPから コピーしたもの。 もう削除されているので この画面でご勘弁。

摂氏95度で 6000時間AL4は ATFを使えると 黄色い線で引いた所に書いてある。

なるほど 6000時間なんて 普通に車を使ったら 確かに 10万キロ近いだろう。

日本車だって10万キロAT走ったら 壊れても 寿命ですと いえる。

だから ATF無交換なんて 初期の AL4搭載の車に書いてあったんだな。
(308から交換せよとある。3年ぐらいで)

あの~ですね、立風書房から 出ていた雑誌に こういうのが ありましたよ。

ルノーメガーヌに ルノー専用のPCを付けて ATF温度を測ったら 摂氏115度だったよ。

これは 11月に走った結果。 かなり涼しい季節で この温度。真夏なら何度になるのか?

このATはDPOで AL4と同じもの。

油脂類は 温度が上がると 悪くなるのは 加速度がつく。 この温度なら 1000時間持たないんじゃないか?

(おまけに このAL4、ストレーナーがない。 もっとも親指大のものが 中に申し訳程度に フィルターあるけど。

一般的ストレーナは そう 大きさは 学校時代に使った下敷きぐらいの 大きさで 厚さは2~3㎝はあるか。)

これは スラッジがたまって ソレノイドが詰まりやすいだろう・・・・

ちなみに AL4のソレノイドは単なるオンオフではないらしい。

実に細かく動いて 微細に油圧をコントロールできるという優れ物だと 何かの文献に在った。

良いものなんだど その分デリケート。 フィルターの役目も果たしてくれるわけだね。 詰まりやすいのだ。(なんという高価なストレーナー、フィルター)

だから AL4は ソレノイドバルブ交換が多いのかも。 307から数えて3回経験したからな。

ストレーナーは いわゆるフィルターであるので そいつがないんだから???

油温が上がれば スラッジは 出やすいのは 分かり切っていること。

対策は 油温が上がらない ATFに変えることだと思う。
少なくとも 設定温度である95度ぐらいに収まる奴が良い。

だから 純正エッソのATFは粘度がある、つまり 一般的なATFより 固いのだ。多分これは 油温対策なんだろう、とりあえず考えてはいたみたいだ。

だから 純正以外だと 使えるATFは限られてしまう。

207や 308搭載のAL4は かなりの改良が見られる。

まず ギヤ比がハイギヤード。これは クラッチ、ギヤともども おそらく
ショットピーニングを施したのだと 思われる。

(ショットピーニングは鋳鉄を 鍛造のように 強度 耐摩耗度を上げる加工。 サンドブラストの親分見たいなことをする)

そうじゃないと テンロクターボ大トルクに 耐えられない。

それから ATF量の拡大。 307の取り説には ATF量6.2リットルとあった。
308は どこかの文献で 7リットルに増量になっていた。

もうひとつ言うと 実は BMエンジンになってから かなり エンジンルームが スカスカ。

放熱効果も高いんじゃないかな。

多分この改良は 本国でも堪えたのだろう、AL4の不安定さに。

英国では AL4用の外付けATクーラーやATFの外付けストレーナーが社外品であるというぐらい。

ただし 日本に送ってはくれないのが玉にキズ。

我が家の308は 以前の日記に書いたように エンジンが元気すぎて もともと弱いAL4にしわ寄せが来たのだと 思う。 おまけに去年の夏の暑かったことも 要因だろう。

結論を言えば 油温の上がらないATFに変えること、2年ぐらいのスパンが望ましい。

(ATF交換は自己責任と何回か 以前から書いている。詳しくは 専門ショップに相談するとよい。

理由も 新車保証が 効かないからとも くどくど書いた。)
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Posted at 2011/01/27 23:19:27

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この記事へのコメント

2011年1月28日 13:20
なるほど~、95℃・6000時間…そういう文献があるのですね。
勉強になりました(^-^)
コメントへの返答
2011年1月28日 19:03
他にも いろいろ書きたい事柄は 沢山あるけど、(プログラムとか)

おいおい書いていきます。
2011年1月28日 22:08
お久しぶりです。

先日、2回目の車検でATFを交換しました。
この記事を読んで100%化学合成で温度対策は正解だったと安心しました。(笑)
ATFはこんなのです↓
http://www.lubtech.jp/SPEC3PLUS.pdf#search=
スペックを見ても私には良くわりませんが、(汗

うちの307は渋滞で動けなくなる状況になる事が少ないせいか、ATのトラブルはまだ未経験です。
首都圏だと辛そうですね。
コメントへの返答
2011年1月28日 22:37
どうもおひさです。

ふむ、粘度指数がかなり高いですね、これなら 使えるでしょう。
(純正より20℃は高いようです)
ただし エンジンではなく これだけATF粘度指数が高いと ATのために 暖気運転が 必要だと 考えます。

LT71141は半合成油ですから 正解ではないでしょうか。

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