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映画を総合芸術というが　乗り物は　総合文明文化と言えると
思う。

その民族や　国民性が　色濃く出てくるものだ。

そうであるならば　ラテン系の車にはデザインでは　
かなわない面があるのも仕方ないことだと思う。

彫刻家のオーギュスト　ロダン。　画家なら　ルノワール　ゴッホ
セザンヌ、全員フランス人である。

イタリアに行けば　レオナルド　ダ　ヴィンチ、ミケランジェロ。

この方面では　そう　お家芸なのだ。

ドイツあたりだと　思想家、音楽家などが強い。　ベートーベン　バッハ。
ハイドン、ブラームス。思想哲学ならば
ヘーゲル、カント。

フランスにも　ジャン　ジャックルソーとか　モンテスキューとかいるが
ヘーゲルやカントに比べると　小粒である。

ドイツにはドイツのお家芸があり　日本には日本ならではのものがある。

でもデザインだけは　ちょっとまだまだラテンにはかなわない。

そうこの角度。　それは　高速道路か何かで　抜かれた時に見る映像だ。

自分が　普通の車を運転してたとする。
その時颯爽と　抜き去っていく　車。

それが　アカぬけない　イモだったら？　

エモーショナルな美しい車だからこそ　絵になる。

羨望のまなざし、「ああ俺もいつかは・・」と思わない？

そう昔から　そう感じていたのだ。ピニンファリーナデザインは
斜め後ろが　イケてると。

武骨な　機能美も良いだろう　だが　色気をまいて去っていく車は
なんて　粋なのだろう。