BMW 135iクーペに乗せてもらいました。
型式はABA-UC30。
エンジンは直6 3Lターボのハイオク仕様で306PS、40.8kg-mを発生する。
トランスミッションは7速のツインクラッチ。
車体寸法はHCR32に比べて、全長はちょっと短く、全幅はちょっと広く、4名乗車だが後席は足元スペースが狭い。車重は1550kgのヘビー級。
駐車場から外にでるためハンドルを切った瞬間、、、「渋い」。
妙に太いハンドルも扱いづらい。
アクティブステアリングが装備されているようなのだが、これの感触がいまひとつ。
なんとなくゴロゴロとした感触が気持ち悪いし、早めの反転で意地悪に早回ししたわけでもないのにアシストがついてこなかったりもする。
駐車場を出て国道の渋滞を低速で走ると、あまり綺麗な路面ではないので、マンホールがあったり、ちょっとした段差があったりする。それを通過すると当りはソフトで突き上げは全く無いのだが、ダンピングが悪く、振動の収まりが悪い。
少し車速があがると、バネ下の重さから来るゴツゴツとした振動やバネ上振動の収まりの悪さを感じる。
ただ、フロントが215/40R18、リヤが245/35R18というタイヤサイズと、POTENZAのランフラットタイヤということを考えると、良く煮詰められている。
しかし、絶対的には良いものではない。
もし自分で買ったら、普通のタイヤに変えたいと思うだろう。
エンジンについては何も言うことはない。
さすがエンジンマニアのBMW。
極低回転から高回転まで、どこで踏んでも豊かなトルクが発生し、高回転まで気持ちよく回る。
一度だけ意地悪的な操作でターボラグが出たこともあったが、普通のターボに比べれば、ラグは短い。
ミッションも申し分なし。
とてもスムーズで早い。
条件によってわずかなショックはあるが、シフトの速さを考えるとショックは少ない。
40km/hぐらいでアクセルON/OFFを繰り返すとわずかなショックを感じたり、アクセルONでも無反応だったりもあるが、目くじらを立てるレベルではない。
交差点内で対向車の切れ目を待ってすばやく発進するシーンでも、絶妙に半クラを使い、ショックなく、スムーズに加速する。
クラッチが早く減ってしまうんじゃないかと心配するほど。
全体的には、BMWってこんなもんだったっけな?という感じ。
軽快な操縦性とトルクフルなエンジンで車重の重さを感じることはないし、乗り心地は良くてワインディングを気持ちよく走ることも出来る。
内装の質感も良くて、ステータスもあって、600万円の価値はあると思う。
だけどなぜか精密機械感が薄い。
常に操作するハンドルの感触と、ランフラットのせいか。。。
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新車 | 日記
Posted at
2011/09/16 20:27:24