2011年09月19日
参加費用が極端に安いレース
カメラの加熱保護のため途中で切れた動画。
車両はVivioのNA キャブ仕様。
ショックはノーマル、タイヤはADVAN A031。
助手席には大学1年の女の子。
これでも全開。
耐久レースとは名が付くが、NA、キャブ、ダートで行われるレース。
これだけ見ると一見、つまらない様にも思える。
これが、ただただ「楽しい」。
車は遅いし、厳しいレギュレーションのため思い通りに動く高度にセッティングされた車両には程遠い。
しかし、レースの醍醐味である「公平な競争」が提供されると、これほどまでに面白いのかと、改めて感心する。
改造は安全装備であるロールバー、バケット、4点シートベルト以外に、ホイール、ショックが許される程度で後はノーマル。
タイヤはワンメイク。
これだけ改造が制限されるとベース車の素性にタイムが左右されそうだが、気筒あたりのバルブ数やキャブ限定といった制限のおかげで、選べる車の中では結局どの車でも大差はない。
ベース車も安価で、基本は解体屋から入手する。
玉数の少ない車は厳しいが、転がしても5万も出せば替わりの箱が見つかり、移植の手間もたいしたことはない。
そもそも車体が軽いので、転倒してもダメージは小さく、箱換えは絶対ではない。
路面がダートというのも大きなポイント。
適度にスリップする、路面が刻々変わる、車両の反応があいまい、といった要素が重なり、要求されるドライビングは刻々変わるし、高度な再現性も求められ、ドライビングは意外にシビア。
非力でLSDの装着も出来ないので、無駄な挙動は即タイムダウンに繋がる。
かなり急なアップダウンもあるので、単純なアウトインアウトが速いとは限らない。
イン側は勾配が急で減速幅が大きいし、アウト側は距離が長くなり、ちょうど良いライン取りには経験が必要。
これに他車との競り合いが加わるわけで、難しさや複雑さはさらに増す。
経験の浅いドライバーや反応の鈍ったお年寄りでも扱えるパワーで、無駄な操作は如実にタイムに出るから、最適なドライビングも自然に身に付き、パワーのある車両ほど技量の差がタイム差に現れず、バトルになり易い。
だから、初級者と上級者が一緒のチームでも楽しめる。
今回乗った車両は改造が許されているショックもノーマルだが、これが意外と乗りやすい。
荷重を移動しやすく、扱い易い。急激な挙動や、過度なロールも無く、ギャップもしなやかに走破する。
初心者にも乗りやすいし、上級者でも耐久レースを走るにはこのラクさは良い。
これ以外にも、「安く」、「楽しく」、「長く」、「みんなで」レースができるレギュレーションが構築され、厳しく運用されている。
一度やり始めるとハマる人が多いのもうなづける。
ハマってもお小遣いで続けられるし。
車をお金をかけて速くする事や、高いお金を払ってベース車を買うことだけが車の楽しみ、或いはモータースポーツではない。
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Posted at
2011/09/19 23:27:15
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