2011年08月26日
チンクエチェントのついでにMITOにも乗ってみた。
試乗したのはAlfa CTCという6速乾式デュアルクラッチのオートマチックトランスミッションの1.4Lターボ。
グレードは下級のSprint。
ダウンサイジングターボとデュアルクラッチと欧州では今ではもう当たり前になりつつある組み合わせだが、CVTを選んだ日本車には少なく、楽しみに試乗した。
エンジンはマルチエアという名の油圧制御可変バルブタイミング&リフト量を搭載したダウンサイジングターボ。
低速からフラットで力強いトルクを発生し、非常に乗りやすい。
アクセルを踏み込むと、爆発的な回転上昇はないが、トルクでどんどん車速がのっていく。
ミッションはダイレクト感があり、変速遅れやショックも無く、とてもスムーズ。
変速もとても早い。
すべり感の少ないATと言われても違和感が無い。
DSGと比較しても遜色ない。
DNAというデバイスも付いていて、モードによりエンジン出力、ステアリング操舵力、変速制御、VDC介入タイミングが変わる。
試乗ではさすがにVDCの変化はわからないが、その他は明確な性格付けがされていて、街乗りでもわかり易い。
Dynamicモードにしても、電子制御スロットルの開度特性が唐突になりすぎることはなく、低開度では滑らかで、少し踏み込んだところからレスポンスの良い反応が得られるようになっている。
ただ、少し高めの回転を保つため燃費は悪化しそう。当然だが、普段はNormalモードが良いだろう。
足は固めだが入力の角が丸く、嫌味な突き上げ感はないため、乗り心地は良いほうだ。車速は上げてないのでわからないが、ワインディング、特にジムカーナのスラローム走行のような急激な振り返しでは厳しそう。ワインディングを流す程度か、曲率の大きいコーナーの繰り返しであれば、気持ちよく走れる感じではないだろうか。
この手の車としてはバランスの取れた妥当なチューニングだと思う。
全体的によく出来ていてよい車だけど、ゴルフと比べてしまうと若干見劣りする。
どこを比べても。
少し低い価格で装備が多く付くので、そこで魅力を感じることが出来れば。。。
Posted at 2011/08/26 22:54:48 | |
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