2011年10月20日
今月はじめ、RX-8が来年生産中止になるという報道があった。
FD3S生産中止後にもロータリー搭載車は一旦途絶えていたはずだから、2度目ということになるか。
各国の環境規制に対応しきれないとのことだが、昨年のFD2のType-Rよりも長く生き延びているのが、少し面白い。
良くがんばった、、、ということか。
ロータリー自体はとても好きだ。
787Bの排気音は独特で、聞き入ってしまう魅力がある。
13Bの排気音も、同様。
軽量コンパクトでハイパワーという部分では他の追随を許さない。
開発秘話も人を惹きつける。
マツダの人たちはロータリーに対しては熱い思いがあるようなので、復活を期待するが、道のりは厳しい。
水素ロータリーが現実的とも思えない。
低速トルクの薄さと燃費の悪さを補うハイブリッドもコストを考えると、厳しい。
スポーツタイプだけでなく、ファミリータイプにも適用しなければ、コストを回収することはとてもできないが、わざわざ高い車を買う人も多くは無い。
イメージリーダーとして残すのにも企業体力が問われる。
昨今のように経済危機が続いては、商品企画をすることも難しいだろう。
光明はレンジエクステンダーEVにあるように思う。
アウディが今年のジュネーブで発表していたやつだ。
軽量コンパクトで、小さな排気量でも出力が高く、振動も少ない。
レンジエクステンダーとしてのエンジンだから、多少の燃費の悪さも影響が少ない。
しかも小排気量化が主で、新規技術の開発は、規模を小さく出来る。
少なくとも、RX-8のような従来車の燃費を飛躍的に向上させるよりは難易度が低い。
数多くのエンジニアとファンにより、長年育ててきた技術。
過去の伝説ではなく、生きた技術として生き残ることも大事だ。
Posted at 2011/10/20 23:15:47 | |
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新車 | 日記