
リーフだけに許されたブルーの日産エンブレム。
知り合いの日産リーフに乗せてもらった。
第一印象は「ふつう」。
ジャーナリストの評価通りだ。
でも、ここまで仕上げたこと、これは凄いことだ。
天気は雨。
エンジン音が暗騒音レベルを引き上げてくれることのないEVにはスプラッシユ音が厳しい。風音も聞こえ易い。
見た目と違いフラットでない農道では、ピッチング方向にヒョコヒョコ動く。
見た目通りフラットな普通の道ではなんの不満もない。
ゆっくりと走っていても、S字では重心の低さからくる動きの良さを明確に感じる。
自然なロールで応答性がよく、ヒラリと抜けて行く。
ブレーキはタッチがかなりしっかりとしていて印象がよい。
ただ、踏み方により、効力が変わり、意図しない減速となることがある。
踏み込みスピードやストロークで回生とコンベブレーキの比率を細かく制御しているのが悪さしているのかもしれない。
電費にも効いてくるところで難しいだろうが、もう少しコントロール性に振ってほしいが、電費のためには慣れるべきか。。。
低速トルクはモーターらしい豊かさで、1.5tの車体をスムーズに力強く加速させる。2.5Lか3Lのガソリンエンジンぐらいのイメージだ。
パワーモードを作ってくれれば、スポーツ走行が楽しそうだ。
インバータ音は聞こえることはなかった。
ジャーナリストの評価ではネガな意見もチラホラあった様に思う。
せっかくのモーターの特性を殺してしまっているとか、つまらないとか。
しかし、新たな技術の車だから、エンジン車から乗り換えて違和感がなく、多くの人にとって受け入れ易い車でなくてはならない。
リーフの開発者には会社の中で責任があり、社会に対しても、普及させていく責任があり、始めに余計なことをして妙な思い込みや、先入観を植え付けては、普及にブレーキが掛かる。
ここまで仕上げたことは、やはり素晴らしい。
しかし、今後も急にEVの航続距離が伸びることは考えづらいし、無理に伸ばそうとしても、バッテリーで重く高額になるだけだ。
純EVは短距離を担い、長距離はハイブリッドやレンジエクステンダーやFCVと、使い方で住み分けされて行くのが良さそうだ。
でも、パワートレインは何でも良いが、走って楽しい車もちゃんと作って欲しいな。
Posted at 2011/10/22 22:09:16 | |
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新車 | 日記