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美しい木造駅舎「美作滝尾」
映画のロケにも使われるほど
多少の手が入れられているものの、八十年前の姿をほぼ留めている

って試乗の話でもなんでもないけど（汗
久々に鉄分補給。西日本は意外と乗ってないからね。
紀行はたまに日記の方に。

岡山県にある姫新線の「岩山駅」
特に回りに何がある訳でもなく、数件の民家と製材所があるのみ。停車する列車も一日数本で乗降客も数人とのこと。そう言う状況下の駅は無人化され、荒廃し、建て替えもなく消えていくと言うのがありがちな展開だが、この駅は残っている。無人にはなっているがおそらく開業当時の姿で使われている上品な木造駅舎だ。窓枠まで木のままであるところに注目。

ＪＲ津山線「建部駅」
駅舎内にあった説明書きによると１９００年（明治３３年）築だそうだ。
１９００年って・・１１０年も経ってるし。
もちろん補強や補修はされているが、佇まいは当時のままとのこと。
窓枠も木製。出札口や小荷物用の窓口もほぼ原形を留めている。
そして、簡易委託とは言え無人駅ではない！切符は手売り。
国指定登録有形文化財となっている。
おみごと。

駅って汽車や電車に乗っているとほとんど気に掛けることはない（見えないので）けど、クルマで走っていると時々ハッとするような駅舎に出くわすことがある。駅は外向きに造られたと言うこと。何か皮肉な話だ。

今回は岡山県の駅。
鉄道ファンの間で「秘境駅」と言う不名誉な称号を与えられた知和駅。
言うほど秘境ではない。それどころかとても綺麗に使われている。
使われていると言うところがポイント。
景色にすっかり溶け込み、奇跡的に残っている老駅だ。
ここに行くまでの道の方がよっぽど秘境っぽかった。
もっとも、１日に上下合わせても１０本ほどしか停まらない列車で、用もないのにこの駅に降りてしまっらた、しばらくは遭難状態になることは覚悟しておいた方が良さそうだ。