まだ北海道1日目です・・・
えらいこと引っ張ってますが、それだけ後半は薄いってことです。
今のうちにお詫びしておきます・・・
さあ、やっと給油もできましたので再び出発です。
ご存知の方が大半だと思いますが、ここ長万部から札幌へのルートは大きく3つあります。
①国道37号線を室蘭方面へ
②国道5号線を倶知安方面へ
③どかんと道央自動車道で札幌へ
①を選ぶ方が多いのではと思います。
途中を折れて洞爺湖へ、登別や室蘭へもこちらですかね。
②だと、ニセコや小樽を経由して札幌へ入ることができます。
③はとにかく早く着きたい場合ですかね。
これといった楽しみはあまりありませんね。
今回自分は②で進みました。
洞爺湖を経由して、国道230号線から
中山峠であげいもというのも考えたんですが、実は北海道在住の頃は釣りに行くのによく通っていました。
飽きたというほどでもないですが、新鮮さはちょっとなかったので、たまには倶知安を周ってみようかなと。
10台中、7.8台は右折して37号線へ向かう中、地元車に続いて5号線を行きます。
道中、だんだんと雲行きがあやしくなってきました。
天気予報でも晴天の予報だったんですが。(過去の予報を見ても晴れでした)
黒松内に入る少し手前くらいから霧雨も降ってきました。
どこが晴れやねん!と車内でひとりツッコミ。
蘭越に入る頃にはしっかり雨が降ってきました。
道の駅 らんこし・ふるさとの丘へ立ち寄り、ひと思案します。
ここの時点で8:00くらいだったと思います。
札幌へは夕方までに着けばいいので、少し仮眠を取ろうか、それともとっとと札幌へ向かって早めに休むか。
仮眠を取ることにしました。
ここから早くても3時間はかかる道中、居眠り事故なんて起こしては何にもなりません。
隅っこへ移動し、携帯のアラームを1時間半後に設定してひと眠り。
ですが、緊張状態なのか興奮状態なのか、まったく眠れません。
それでも目を閉じて、30分ほど休みました。
これだけでも多少はいいはずです。
が、案の定、中途半端に休むと体がダルくなります。
外は雨。
自販機でブラックコーヒーを買いながら、軽く伸びをして、また車に戻ります。
函館を出て約2時間半ほどを、給油以外ではノンストップで来ています。
フェリーでもあんまり休めてないし、それまでもほとんど休まず走ってるので疲れてはいるのですが・・・
意外なほどに元気です。
天気もよくないので景色は期待できませんが、山ばかり続く5号線から少し外れてみたくなりました。
ひとまずニセコ町から道道66号線へ入ります。
もうなんというか、見渡す限りの畑です。
とうもろこしやじゃがいもがメインで、大根や人参、収穫が終わってしばらく経ったアスパラなどが見えました。
この羊蹄山麓の一帯には、『ビューポイント』というちょっとしたパーキングが設けられています。
羊蹄山だったり、広大な放牧地だったりを堪能できる良いところなのですが、あいにくの天候によりまともな景色は見れません。
もう、こんな有様です。
羊蹄山の頂上は雲に覆われています。ってか、半分以上ですねw
ここもまた別のビューポイントなんですが、いつの間にか雨があがっていました。
変わらず羊蹄山は見えませんね。
北海道っぽいシーンです。前も後ろもまっすぐ。
気を取り直して羊蹄山のすそをなぞるように進み、真狩の市街を抜け、一旦国道230号へ出てすぐ、今度は国道276号へ進みます。
右手には留寿都、左手には喜茂別。
ひたすら山とじゃがいもという景色が続きます。
ここからもうすぐ大滝町ですが、今度は美笛峠に差し掛かるため森ばかりの景色。
天気が良ければ清々しくていいのでしょうが、曇り時々雨では楽しくもなんとありませんw
しばし退屈な時間を過ごします。
おまけにひどく雨が降ってきました。まったく散々ですが、そんなこんなでようやく支笏湖に差し掛かってきました。
美笛峠、美笛トンネルを越え、どれだけ走ったでしょうか。
もういい加減飽きてきましたが、目の前を走る大型キャンピングのトロさにもややイラついてきたころ、苔の洞門が見えてきました。
ですが、何台か右にウインカーを出すも、すぐ消して戻ってきます。
どうやら数年前の大雨で観覧台が影響を受けたとかで公開中止になっているようです。
ここは度々こういったことが起こります。自然を生かした場所なのでしょうがないですね。
しばらくするとモラップキャンプ場が見えてきました。これで支笏湖のやっと半分といったあたりでしょうか。
このあたりから再び雨があがってきました。
国道276号から、今度は国道453号へ進みます。
ここまで来ると支笏湖温泉が現れます。
入ったことはありませんが、いつ来ても車はそれなりにいるので人気はあるのかな?
支笏湖温泉を抜けると、いきなりどーんと視界が開けます。
見渡す限りの支笏湖です。
ここからしばらく支笏湖沿いを走ります。
雨があがったのかあまり降っていないのか、バイクがいきなり増えました。


少し青空が見えるものの、やはりどんよりどよどよです。
左手に波の高い支笏湖をチラ見しながら進むと、今度はポロピナイです。
ここはボート乗り場や売店、トイレがあるので寄る方も多いところです。
最近ではキャンプやジェットで多く賑わっていますね。
さて、この国道453号線。通称『支笏湖線』。
昔から走り屋の超有名スポットです。
大中小コーナーあり、アップダウンあり、長いストレートあり、のロングスパンです。
夏の昼間はバイクや自転車が多く見えますが、夜は一変します。
昔はハチロクやS13、EGシビックなど、今はランエボやインプ、インテグラが多いようです。
その昔、支笏湖に集まる走り屋のビデオとかありましたね。
もうここまで来ると札幌に着いたようなものです。
あとはひたすら消化試合のように機械的に走るのみ。
長かった愛知→札幌の道程が終わります。
~続く~
以下覚書
総走行距離 1680km
総所要時間 約45時間
総給油数 約140ℓ