何の話かって、例の風刺の問題・・・こういう宗教的なことが絡むと、言論の自由といった理屈や原則、議論や相互理解など建前的なことがすべて超越されてしまうから厄介だ。そしてそれを国家のようなものが利用し始めるとさらに大変なことになる。過去の大きな戦争・抗争もすべてが宗教に絡んだものといっても過言ではないかもしれない。ここにきてまたフランスの雑誌は自粛をするでもなく、増刷を決めたようだ。この期に及んで・・・。”言論の自由”の解釈がいろんな思惑と絡んでいささかゆがみつつあるような気がする。 ”対いち週刊誌”がいつの間にか”対欧米”、”対アメリカ”に転化・利用され、そして文明・国家間の非難合戦にならなければいいのだが。世界的な祭典、オリンピックが何事もなく進められることを祈りたい。