
「苗場」といえば、皆さんにとってのイメージはスキー場でしょうか。
でもあのスキー場、実は苗場山とは別の山にあるんですね。本当の苗場山はさらに奥まった所にあり、麓からは見えません。
スキー場の名前にすれば「かぐらみつまたスキー場」。
で、なぜ苗場山なのか?
この山、麓から往復6時間くらいかかりますが、その頂上は4キロ四方の台地になっています。くぼ地には水が溜まっていて池のようになっていますが、標高が高いために落ち葉などは腐敗できず貧栄養状態になっています。いわゆる「地塘」ですね。
その地塘にはミヤマホタルイという葦のような植物が多数生えています。昔、その情景を見た人が田植え前の「苗場」の情景と重なったとか。以来「苗場山」と。
バブルのころ、苗場スキー場を開発した某企業がこの苗場山の頂上までロープウエイを造り、4キロ四方の山頂をレジャー施設にしようという計画を持っていました。詳細は「傷だらけの百名山」をご参照ください。
バブルははじけ、最近ニュースをにぎわすようにもはやその企業にはその余力は無いでしょうが、似たような山岳自然破壊を伴う計画をたくさん企画し、実際に行ってきた某企業は私は未だに好きになれません。
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美しき日本 | 旅行/地域
Posted at
2005/03/23 21:35:26