今朝の朝日新聞に出ていた記事。
水産庁の研究の結果、イカ釣り漁船で現在使われているメタルハライド灯(白熱灯みたいなもの?)よりも青色LEDのほうに経済的・効果的な優位が認められ、初期の設備投資への経済的な問題があるものの実用化・置き換え推進を考えているとか。
青色LEDって、開発以来ほんと色んな所で活用されているんですね。
経済的には消費電力が約1/30で済み、寿命も長く、深海までの到達度も高いとか。ただLEDを海面に直接向けるため今までのような漁火にはならず、一部の地区では「情緒ある観光資源がなくなるのでは」との危惧もあるようです。
私も小さい頃、父親の遊漁船で何度かイカ釣りに行った事があります。五島ではスルメイカのほかアカイカやミズイカも多く、もちろん自宅で食すほか一夜干しにして親類縁者に送ったり、漁協に水揚げして小遣い稼ぎにもしていました。
イカというもの。動いている生き餌にしか食いつかないんですね。ですから海面で電気を焚き、そこに集まってくる小魚でイカをおびき寄せるわけです。それらの中に疑似餌に針を仕込ませた仕掛けを流し、生餌に見かけるために手で上げたり下げたりしていなければいけないんです。ですから30分そこらでほんと腕が疲れてしまうんですよ。
周りが真っ暗な中のうねりのある東シナ海。小学生の私・・・良く酔いましてね。イカ釣り、あまり好きじゃなかったんですよ~ 魚釣りのように魚の”引き”を楽しむ類の釣りでもないし・・・ 単に重くなるだけなんですよね・・・
でも食べるのは好きでしたよ。”活きた”イカは向こうが透き通って見えるくらい澄んでいて甘いし、何より歯ざわりが良いんです。刺し身はもちろんですが、丸のままの煮付けも好きでした。頭のほうからかぶり付くと卵がいっぱい詰まってたりして、その歯ざわりと味はイカ飯みたいでね~。たまに、小魚や小さなカニも出てきたりして・・
少し大振りに切った刺し身に熱湯を軽く掛けて湯引きにし、それを醤油とマヨネーズを1対1くらいに混ぜたものにちょっと浸けて食べてみてください。うまいっす!ぬめりが嫌いな人も楽しめます。そしてぷつんぷつんという食感も格別。マヨネーズ醤油、一見ジャンキーですが、五島の漁師町でもかなり以前から使ってました。
ところでイカ、水分はもちろんですが糖分もかなり多く含まれています。掃除し逃れた端切れや皮が流しにくっついてると、いつの間にか水分が抜けて甘い成分が濃くなります。これをアリが好きなんですよね。
自炊してた大学の頃、木造のアパートで良くアリさんが隊列組んでやってきてました。2階だったのにどこから見つけて来るんだか・・・ ほんまに!
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五島・やんちゃ期 | 日記
Posted at
2005/05/09 11:16:28