小さい頃、家ではチャンネルの主導権は父親が握っていました。なので夕方の不在の時間を除けは朝はNHK、夜はナイターや当時流行っていたキックボクシングなどのほかはたいがいNHKでした。
その中でかろうじて私たちが見れたのが「カルピス 世界名作劇場」。
そのシリーズ、色々有りましたけどやはり子供ながらに心を痛めながら見ていたのは「フランダースの犬」。苦難を乗り越えながら、貧しくも心が曲がること無く心清らかに生きるネロの姿は・・・ うう、今でも思い出すと目頭が・・・
がしかし、未だに良く判らんことがある。この話って何を言いたいの?何が教訓なの?
いじめ、貧富の差、差別、濡れ衣、そして最愛のジェハンじいさんの死、などなど数々の苦難を乗り越えて頑張った挙句・・・・、ネロは報われず死んじゃうんだよ~~
確かに最終回辺りではゴゼツが全てを理解して悔いを改め、引き取ろうともしたさ。眠ったネロを前に、絵の審査人も審査の不正を後悔して言ったさ「ほんとうは君の絵が一等賞だったんだよ・・・」
でももうなにもかも遅いんだよ~~
そもそも主人公が死んじゃう子供向けのアニメって、あり??
はっきり言って、このアニメは子供には見せてはいけないものかもしれない。「正直者はバカを見る」「世の中は全てお金」っていうことを毎回丁寧に教えているようなものかもしれないからね。
と、同僚の女の子と話してたら彼女曰く「私はこの話は見ちゃダメって親にいわれてましたよ。そんで、同じ意味で”母をたずねて3千里”も」
そうか。あれも良くない、な。先ずもって大西洋を密航しちゃだめだわな。
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日々の事ども | 日記
Posted at
2005/05/20 11:19:07