2005年06月09日
憧れの、カルピス
先日スコールについてはちょろっと書きました。
実際、あの乳酸飲料の味は新鮮で好きだったんです。今回飲みなおしてみたら、最近の濃い目の飲食物に舌が慣れてしまっているのか、微妙に味もコクも薄く感じました。
”小さい頃の思い出”はその時のままでかなり美化されて止まっているんですね。
で、本題のカルピス。一時期はお中元の人気アイテムのひとつでしたよね?今でもそう?
私の田舎ではほとんどお中元のやり取りなぞありませんでした。かつ、カルピスなんてもの、いわゆる”高級なジュース”的存在でしたから、忙しい仕事帰りに買ってきてくれる訳はありません。ですからCMとかで見るカルピスがとても羨ましくて・・・
そういう環境でも、たまにどこかからのもらい物で家の冷蔵庫に有ったりすることも有りました。ですが、親の許可なく家のものを食べたり飲んだりする事は(私的に)出来ませんでしたので、普段は冷蔵庫にある、あの白地に青い水玉模様の紙に包まれたボトルを見つめてました。
親の帰宅後許可をもらって飲める時、それは天にも昇らんばかり。
もちろん自分でコップに氷を入れて、カルピスを入れて、そして水で割るんですが、原液が無くなってしまうのが余りにもったいなくて、かな~~~~~り薄く調製してしまうんですね。
かつ、すぐ飲んでしまうのももったいない。そこで少しずつ飲みますから氷が解けて来てさら~~~に薄くなるんです。そうなるともう折角の美味しい甘い味はしませんよ。逆に乳酸特有のごろごろ感が舌に残るだけ。でも嬉しかったんですよ。
そうこうして大事大事に取っておいたカルピス。開封後長く置いておくと冷蔵庫の中でも劣化(酸化?)してきて黄色くなってくるんですよね・・・ 捨てざるを得ず。
その後暫らくして”カルピスウォーター”なる商品が出ました。「何でもっと早く出さんのかい!」と思いましたよ。実際大ヒットしたこの商品、独自で出せていればカルピス社は採算が取れていたんでしょうけれど・・・
カルピス社には”缶詰め”の技術が無かったらしいですね。成分的に不安定だったからでしょうか。その後、味の素からの技術移入でやっと実現できたとか。成分劣化(酸化?)を防ぐために窒素を封入したのがミソだったと聞いた気がします。
今でも好きですよ。あの濃い目の”味わいカルピス”が出た時なんて泣きそうになるくらい・・・
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五島・やんちゃ期 | グルメ/料理
Posted at
2005/06/09 10:16:51
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